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10月01日-06号

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  1. 流山市議会 2003-10-01
    10月01日-06号


    取得元: 流山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-24
    平成15年  9月 定例会(第3回)平成15年9月招集流山市議会定例会会議録(第6号)1  日  時   平成15年10月1日午後1時開議                      1  場  所   流山市議会議場                               1  出席議員   32名     1番   森     亮  二  議員     2番   安  西  孝  之  議員     3番   宮  田  一  成  議員     4番   藤  井  俊  行  議員     5番   中  川     弘  議員     6番   海 老 原  功  一  議員     7番   山  崎  専  司  議員     8番   菅  沼  樹  夫  議員     9番   北  村  佳 代 子  議員    10番   前  田  祥  三  議員    11番   小 田 桐     仙  議員    12番   松  野     豊  議員    13番   坂  巻  忠  志  議員    14番   松  尾  澄  子  議員    15番   関  口  和  恵  議員    16番   根  本     守  議員    17番   戸  部  源  房  議員    18番   青  野     直  議員    19番   赤  井  耿  一  議員    20番   田  中  美 恵 子  議員    21番   乾     紳 一 郎  議員    22番   松  本  守  郎  議員    23番   秋  間  高  義  議員    24番   高  野  と  も  議員    25番   中  村  好  夫  議員    26番   高  橋  ミ ツ 子  議員    27番   伊  藤     實  議員    28番   田  中  人  実  議員    29番   馬  場  征  興  議員    30番   伊  原     優  議員    31番   日 下 部  信  雄  議員    32番   横 須 賀     靖  議員1  欠席議員   なし1  出席理事者                                          市   長   井  崎  義  治      助   役   石  原  重  雄                              水道事業                   教 育 長   鈴  木  昭  夫              高  野     勝                              管 理 者                   企画部長    岩  井  宗  志      総務部長    鈴  木  孝  夫                              市民生活                   財政部長    染  谷     功               大  塚  喜  重                              部   長                   保健福祉                    経済環境                           海 老 原  信  一              飯  田  信  義      部   長                   部   長                   都市計画                    都市整備                            佐 見  憲  雄              菊  池  允  臣      部   長                   部   長                   土木部長    染  谷  恭  廣      水道局長    秋  葉  和  宏      選挙管理                                                                   監査委員                   委 員 会   長  塚  憲  司              宍  倉  健  介                              事務局長                   事務局長                                           農業委員会                   学校教育                           竹  内  準  一              湯  淺  武  晴      事務局長                    部   長                   生涯学習                                                   菊  池  一  幸      消 防 長   田  村     清      部   長                                           企画部次長                   秘書広報                  (兼企画     今  関     博              吉  田  康  彦      政策課長)                   課   長                   行政改革                    工事検査                           染  谷     郁              伊  原     保      推進課長                    室   長                   総務部次長                   総務部次長                  (兼総務     松  井  哲  郎     (兼人事     小  野  正  晴      課長)                     課長)                   総務部次長                   総務部次長                  (兼管財     戸  部  幹  夫     (兼用地     松  川     修      課長)                     課長)                   財政部次長                   財政部次長                  (兼税制     鈴  木  由  藏     (兼資産     高  橋  茂  男      課長)                     税課長)                   財政課長    荒  井  秀  男      市民税課長   大  西  佳  一      市民生活部                                           次   長                                          (兼コミ     横  山  龍  次      市民課長    小 笠 原  正  人      ュニティ                                           課長)                                                                   保健福祉部                   国保年金                    次   長                           松  本  好  夫              豊  島  純  一      課   長                  (兼障害者                                           支援課長)                   保健福祉部                                           次   長                   社会福祉                           山  口     守              海 老 原  廣  雄     (兼保育                     課   長                   課長)                                           社会福祉課                                           保健福祉                    高齢者支援                           友  野  哲  雄              高  市  正  高      総   合                   課   長                   対策室長                                           子育て支援                   保健推進                           鈴  木  洋  子              沼  沢  輝  義      課   長                   課   長                   経済環境部                   経済環境部                   次   長                   次   長                  (兼リサイ    石  渡     昭     (兼クリー    中  山  光  男      クル推進                    ン施設建設                   課長)                     課長)                   環境保全                    清掃事務                           鈴  木  啓  泰              秋  山     純      課   長                   所   長                   商工課長    福  田  良  恵      農政課長    秋  元  英  雄      都市計画部                   都市計画                           小  原  幸  雄              石  井  泰  一      次   長                   課   長                   建築指導                                                   山  下  義  博      宅地課長    高  橋  道  秋      課   長                                           都市整備部                                           次   長                   都市整備                           岩  崎  榮  一              阿  曽     弘     (兼企画部                    課   長                   次長)                                           西平井・                                           鰭ケ崎地区                   公園緑地                           坪  倉     幸              海 老 原  義  昌      区画整理                    課   長                   事務所長                                           土木部次長                   土木部次長                  (兼道路     鈴  木  亥  祐     (兼下水道    鈴  木  新 一 郎      建設課長)                   業務課長)                   道路管理                                                   桑  原     渉      河川課長    堀  江  可  居      課   長                                           下水道計画                   下水道建設                           志  村  誠  彦              杉  岡  實  雄      課   長                   課   長                                           水道局次長                   会計課長    高  木  義  男     (兼庶務     鎌  田  芳  信                              課長)                    (水)業務                   (水)給水                           眞  田  朝  光              大  作     栄      課   長                   課   長                                           学校教育部                   監査委員                    次   長                           針 ケ 谷     勉              鶴  田     栄      事務局次長                  (兼教育                                           総務課長)                   学校教育                                                   池  畑  雅  樹      指導課長    山  田  希  一      課   長                                           生涯学習部                                           次   長                                                   渋  谷  利  一      青少年課長   中  澤  哲  治     (兼生涯                                           学習課長)                                           スポーツ                                                   須  賀  博  宣      公民館長     佐 美     進      振興課長                                           図書館長     田 川     満      博物館長    池  田     孝      消防次長                    予防消防                  (兼消防     田  中     晋              伊  澤  秀  房      総務課長)                   課   長                                           中央消防                   指令課長    石  井     保              鈴  木  新  一                              署   長                   北消防署長   倉  持  義  男                            1  出席事務局員                                         事務局長    馬  場     進      次   長   北  村  一  郎      議事係長    山  田     聡      主   査   仲  田  道  弘      副 主 査    高  橋  一  仁      主任主事    鈴  木  貴  之            平成15年流山市議会第3回定例会日程表(第6号)           平成15年10月1日午後1時開議第 1 議案第52号 平成15年度流山市一般会計補正予算(第2号)                   議案第53号 流山市行財政改革審議会条例の制定について                     議案第54号 流山市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正           する条例の制定について                              議案第55号 平成14年度流山市土地取得特別会計歳入歳出決算認定について            議案第56号 訴えの提起について                                議案第57号 平成15年度流山市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)             議案第58号 平成15年度流山市介護保険特別会計補正予算(第1号)               議案第59号 平成15年度流山市老人保健医療特別会計補正予算(第1号)             議案第60号 流山市青少年指導センター設置条例の一部を改正する条例の制定について        議案第61号 平成14年度流山市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について          議案第62号 平成14年度流山市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について            議案第63号 平成14年度流山市老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について          議案第64号 平成15年度流山市水道事業会計補正予算(第1号)                 議案第65号 平成14年度流山市水道事業会計決算認定について                  議案第66号 平成15年度流山市公共下水道特別会計補正予算(第1号)              議案第67号 流山市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について     議案第68号 平成14年度流山市西平井・鰭ケ崎土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定に           ついて                                      議案第69号 平成14年度流山市公共下水道特別会計歳入歳出決算認定について           議案第70号 (仮称)流山新市街地駅自由通路建設に関する業務委託契約の締結について       議案第71号 市道路線の認定について                              議案第72号 市道路線の廃止について                              請願第 3号 「核兵器廃絶国際条約締結を求める意見書」採択についての請願書           請願第 4号 自衛隊のイラク派兵に反対する意見書提出に関する請願書               陳情第11号 幼稚園・保育所の「一元化」、保育所調理室必置規制撤廃論議に関する意見書提           出の陳情書                                    陳情第12号 「保育所運営費一般財源化」に関する意見書提出の陳情書              陳情第13号 「扶桑レクセルマンション初石第2」建設について市当局の行政指導を要望する陳           情書                                              (委員長報告・質疑・討論・採決)                     第 2 議案第73号 平成14年度流山市一般会計歳入歳出決算認定について                       (委員長報告・質疑・討論・採決)                     第 3 議案第74号 監査委員の選任について                                     (議案上程提案理由の説明・採決)                    第 4 選挙管理委員会委員の選挙                                第 5 選挙管理委員会委員の補充員の選挙                            第 6 発議第20号 携帯電話の利便性の向上と料金引下げを求める意見書について                    (議案上程提案理由の説明・質疑・討論・採決)              第 7 発議第21号 高額療養費の返還(償還)制度の改善を求める意見書について                    (議案上程提案理由の説明・質疑・討論・採決)              第 8 発議第22号 犯罪防止のための治安対策の強化を求める意見書について                      (議案上程提案理由の説明・質疑・討論・採決)              第 9 発議第23号 日米地位協定の抜本的改正を求める意見書について                         (議案上程提案理由の説明・質疑・討論・採決)              第10 発議第24号 市町村への県補助事業の継続を求める意見書について                        (議案上程提案理由の説明・質疑・討論・採決)              第11 発議第25号 成田空港軍事利用について反対表明を求める意見書について                     (議案上程提案理由の説明・質疑・討論・採決)              第12 発議第26号 青年の雇用対策を求める意見書について                              (議案上程提案理由の説明・質疑・討論・採決)              第13 発議第27号 難病対策の拡充・強化を求める意見書について                           (議案上程提案理由の説明・質疑・討論・採決)              第14 発議第28号 「弁護士報酬敗訴者負担制度」の導入に反対する意見書について                  (議案上程提案理由の説明・質疑・討論・採決)              第15 所管に関する事務調査の件                                 本日の会議に付した事件                                      日程第3まで議事日程表のとおり                               第 4 緊急質問                                        第 5 選挙管理委員会委員の選挙                                第 6 選挙管理委員会委員の補充員の選挙                            第 7 発議第20号 携帯電話の利便性の向上と料金引下げを求める意見書について                    (議案上程提案理由の説明・質疑・討論・採決)              第 8 発議第21号 高額療養費の返還(償還)制度の改善を求める意見書について                    (議案上程提案理由の説明・質疑・討論・採決)              第 9 発議第22号 犯罪防止のための治安対策の強化を求める意見書について                      (議案上程提案理由の説明・質疑・討論・採決)              第10 発議第23号 日米地位協定の抜本的改正を求める意見書について                         (議案上程提案理由の説明・質疑・討論・採決)              第11 発議第24号 市町村への県補助事業の継続を求める意見書について                        (議案上程提案理由の説明・質疑・討論・採決)              第12 発議第25号 成田空港軍事利用について反対表明を求める意見書について                     (議案上程提案理由の説明・質疑・討論・採決)              第13 発議第26号 青年の雇用対策を求める意見書について                              (議案上程提案理由の説明・質疑・討論・採決)              第14 発議第27号 難病対策の拡充・強化を求める意見書について                           (議案上程提案理由の説明・質疑・討論・採決)              第15 発議第28号 「弁護士報酬敗訴者負担制度」の導入に反対する意見書について                  (議案上程提案理由の説明・質疑・討論・採決)              第16 発議第29号 ごみ処理関連施設建設工事疑惑の徹底究明を求める決議について                   (議案上程提案理由の説明・質疑・討論・採決)              第17 所管に関する事務調査の件 △午後1時01分開会 ○横須賀靖議長 ただいまから本日の会議を開きます。  本日の出席を御報告いたします。  ただいまのところ出席議員全員であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立していることを御報告いたします。 △委員長報告 ○横須賀靖議長 日程第1、議案第52号から議案第72号、以上21件並びに請願2件、陳情3件を一括して議題とします。  本件に関し、各委員長の報告を求めます。秋間高義総務委員長。     〔秋間高義総務委員長登壇〕 ◎秋間高義総務委員長 総務委員会委員長報告を行います。  総務委員会に付託されました議案5件、請願2件、合計7件につきまして、審査の過程における各委員からの意見・要望及び審査結果について審査経過順に御報告します。  初めに、議案第52号「平成15年度流山市一般会計補正予算(第2号)」について申し上げます。  審査の過程における意見・要望として  1 反対の立場で討論する。  私たちは、お風呂を中心とした9億円もの施設が今何故必要なのかを訴え、多くの市民からも同様の声が寄せられている。  市長が就任早々に入札を中止し、計画の見直しに早速着手したことは大いに評価している。  「広報ながれやま」の財政事情特集号では、緊急かつ重要な事業から優先的に実施することで財政危機を乗り越えるとあるが、果たして9億円の入浴施設建設が緊急で重要な事業なのか解明されていない。さらに、地元住民の要望から計画されたといっているが、地元から地域融和施設に関する要望書の撤回申し入れ書が提出され、現在は白紙撤回を含む根本見直しを求める署名活動が展開されている。現計画をベースにした見直しでなく原点に立ち返り税金の使い方という観点から広く市民の意見を聞いて根本見直しを進めるべきである。  2つ目に、新市街地駅自由通路建設の市負担や財政調整積立基金2億円の取り崩しの取り止めも深刻な市民の暮らしに使うべきであり問題である。なお、学校の耐震改修事業や平和台跨線人道橋の補修事業は、私たちの要求してきたことであり評価する。  2 賛成の立場で討論する。  この補正予算案を編成するにあたっての、予算計上時の積算根拠にも曖昧な部分があり、もう少し慎重に計上すべきではないのか。  ただ、地域融和施設建設事業の見直しを行い、2億円以上の縮減を図ることができたことは大いに評価できるし、それも将来の行政需要に対応するために財政調整積立基金に留保するということも、予備費に1億3,000万円を留保することも許容の範囲の留保であり適正と思うので賛成とする。  があり、採決の結果、6対1をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第55号「平成14年度流山市土地取得特別会計歳入歳出決算認定について」申し上げます。  審査の過程における意見・要望として  1 反対の立場で討論する。  私たちが、根本的な見直しを一貫して主張してきた常磐新線巨大開発は、正確な見通しを持たないまま作った会計であり、土地を購入した借金返済のためだけの会計であることから反対とする。  があり、採決の結果、6対1をもって原案のとおり認定すべきものと決定しました。  次に、議案第54号「流山市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  審査の過程における意見・要望は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第56号「訴えの提起について」申し上げます。  審査の過程における意見・要望として  1 賛成の立場で討論する。  永年にわたって放置してきたと一面的に見られるけれども、それなりに努力してきた。不法占拠者の立場というものをある程度考えながら、その努力が結実してこれに至ったと理解している。この訴えは、当然のこととして賛成とする。  があり、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  なお、継続審査の申し出があり、採決の結果、6対1をもって否決されたことを申し添えます。  次に、議案第53号「流山市行財政改革審議会条例の制定について」申し上げます。  審査の過程における意見・要望として  1 賛成の立場で討論する。  委員となる方々には努力していただきたい。ただ、学識経験の方については、やはり公的団体というのと同様に複数の方にお願いすべきである。また、個人的なつながりが強い方を選任しないようにし、よそから指摘されないように選任してもらいたい。  2 反対の立場で討論する。  財政再建に向けて市民参加という形で審議会を設けて論議することは、大変評価できる。しかし、「広報ながれやま」の財政事情特集号で示した第4次流山市行政改革大綱実施計画重点事項についてだけを検討するのであれば問題である。  市長は、新線関連事業の根本的な見直しはしないと言っているが果たしてこれで大幅に改革していくことができるのか大変疑問である。  一方で、公的責任の後退につながりかねない民間活力の活用推進、市民負担の増大につながる受益者負担の適正化、市民サービスの後退につながる職員定数の適正化など、地方自治体としての役割の放棄につながる問題点があると考える。これらの枠組みにとらわれず、全ての事業を視野に入れて検討すべきである。  3 賛成の立場で討論する。  懇話会から審議会にし、市長の諮問に対して答申し、建議は自らするということは、流山市の現在置かれている行財政の事情からは、当然のことである。一日も早く15人の委員を選出し、なおかつ、部会を設置して、積極的に審議してもらいたい。  があり、採決の結果、6対1をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、請願第3号「核兵器廃絶国際条約締結を求める意見書」採択についての請願書について申し上げます。  審査の過程における意見・要望として  1 採択の立場で討論する。  1945年8月に広島・長崎に落とされた原爆は、一瞬にして熱戦と爆風、放射線が人々を襲い、その年だけでも7万人が命を奪われ生き残った被爆者もまた癒しがたい傷を負った。地獄を体験した被爆者の痛苦の思いは、核兵器をなくせの叫びと運動になって広がり、人々に平和な世界を築く決意と勇気を与えている。  しかし、今核兵器の使用や先制攻撃を企てるアメリカによって第2の長崎、第2の広島の脅威がもたらされている。このような状況をもはや一刻も放置することはできない。未曾有の規模で広がったイラク戦争反対の行動とも合流し、諸国政府との協力をさらに進め、国連憲章の平和原則が守られる核兵器も戦争もない平和な世界を今こそ実現するときであると考える。国連などで核兵器廃絶に背を向ける日本政府に対し被爆国にふさわしくその実現に向けて積極的に行動するよう強く求めるべきである。  2 不採択の立場で討論する。  北朝鮮を含め、核兵器の所有をちらつかせている状況。この事実は、核兵器技術が流出していることを物語っている。核兵器を廃止するより、戦争そのもの紛争をどのように解決していくかということの方がより大きな問題である。核兵器廃絶に関し、個人的には、なくなって欲しいという思いはあるが、市議会として意見書を採択することは性格としてそぐわない。  があり、採決の結果、5対2をもって不採択すべきものと決定しました。  次に、請願第4号「自衛隊のイラク派兵に反対する意見書提出に関する請願書」について申し上げます。  審査の過程における意見・要望として  1 採択の立場で討論する。  小泉政権がイラク派兵法の成立を強行して以降、イラクの現地では、占領軍である米英軍などへの攻撃に加え、爆弾テロ事件なども続発している。小泉政権が自衛隊を派遣するとした戦闘のない地域など何処にもないことがいよいよ明らかになっている。米英が無法な侵略戦争を引き起こし、その後も占領軍として居座り続けているところに根本的な原因がある。そのことがイラク国民の反発を招き事態を泥沼化させ、テロと暴力の温床を作り出している。自衛隊を送って米英軍を支援しようというのではイラク自体の安定にも復興にも役立たない。小泉政権が、イラクの復興に役立とうとするならアメリカの言いなりの自衛隊派兵計画を止め、国連中心の復興支援という立場に転換するべきである。  があり、採決の結果、5対2をもって不採択すべきものと決定しました。  以上で総務委員会の委員長報告を終わります。 ○横須賀靖議長 次に、馬場征興教育民生委員長。     〔馬場征興教育民生委員長登壇〕 ◎馬場征興教育民生委員長 教育民生委員会に付託されました議案7件、陳情2件について、審査の過程における各委員からの意見・要望及び審査結果を審査経過順に御報告します。  初めに、議案第61号「平成14年度流山市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について」申し上げます。  審査の過程における意見・要望として  1 反対の立場で討論する。  平成14年度は保険料が値上げされ、高すぎて払えないという市民の声が広がった。我々は、値上げが収納率を低下させ、資格証明書・短期保険証の発行を増加させると指摘したが、そのとおりとなってきた。  国保会計ばかりに目を向けた運営では、国民健康保険法の社会保障及び国民保健の向上に寄与することにつながらない。この問題を至急に解決する必要がある。  それには、国や県の支出金を増やすこと、減免制度で滞納を未然に防ぐこと。また、資格証明書や短期保険証の発行を止めること。さらに、健康事業の充実・拡大等、国民健康保険制度の民主的改革などが必要と考えるので、この決算認定には反対する。  2 賛成の立場で討論する。  誰もが、元気で生き生き安心して暮らすためには、国民健康保険制度の維持と運用が極めて重要である。  決算の内容では、日本経済が長期低迷している中、歳入では97億円に対し、収入済額約95億円を確保し収入率98.5%を確保した。  また、高額医療費の貸し付け・出産一時金の支給・人間ドック助成等各種事業を実施しており、評価できる。  今後は、さらなる収納率の向上やレセプト点検による医療費の軽減対策等の努力をし、国民健康保険制度の維持、発展を期待する。  との意見があり、採決の結果、6対1をもって原案のとおり認定すべきものと決定しました。  次に、議案第57号「平成15年度流山市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」について申し上げます。  審査の過程における意見・要望として  1 1点要望して賛成する。  今年度は、年金が削減される一方で、国の制度改悪で年金特別控除の廃止に伴う国民健康保険料の値上げが実施されている。高齢者世帯では、悲鳴や怒りの声が広がっている。  さらに、乳幼児医療費助成制度の現物給付に対する国の制裁措置が行われるのであれば、国保会計の安定化を大きく揺るがしかねない問題だと思うので、機敏に対応し、国に要望を出してもらいたい。引き続き市民の相談にのってもらいたい。  との意見があり、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第60号「流山市青少年指導センター設置条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  審査における意見は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第63号「平成14年度流山市老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について」申し上げます。  審査の過程における意見・要望として  1 賛成の立場で討論する。  老人保健医療制度は、医療に対する国の責任を放棄して、国民に負担をまわすことから当初からその問題を指摘してきた。  しかし、昨年10月からの制度改悪などが行われて市民の負担が増える中で、低所得者対策や高額医療費支給など大変な努力をしていることを評価して、決算認定には賛成する。  2 賛成の立場で討論する。  老人保健医療制度は、市民の老後にとって健康の保持と適正な医療の確保を図るため、極めて重要である。  今回の決算においては、医療給付の適用年齢等、一定の改善がなされたことは評価する。  しかし、急速な高齢化の進展に伴い、老人医療費も年々増大し、国はもとより本市においても著しく財政を圧迫しつつある。その中で、所得に応じた適正な負担はもとより、各種予防医療の充実が必要不可欠である。  特に老人医療費が千葉県一である本市は、早急に各種健康診断の充実・レセプト点検の強化・スポーツ等の生きがいづくりの推進や施設整備の充実を図る努力をお願いし賛成する。  との意見があり、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり認定すべきものと決定しました。  議案第59号「平成15年度流山市老人保健医療特別会計補正予算(第1号)」について申し上げます。  審査における意見は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第62号「平成14年度流山市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について」申し上げます。  審査の過程における意見・要望として  1 要望して賛成する。  1点目は、会計を安定化することにとどまらず、サービスは低下させないと約束してきたとおり介護サービスの量・質の向上に責任を持ってもらいたい。特に特別養護老人ホームやショートステイは深刻な事態となっているので、実態を把握しながら改善を強く求めたい。  2点目は、保険料・利用料の負担軽減に市として踏み出さないのは、あまりにもいびつな状態である。  保険料や利用料で独自に減免制度を設けている自治体は、県内32市中28市あり、保険料や利用料では周辺自治体との格差は歴然である。保険料・利用料の負担軽減策に取り組んでもらいたい。  3点目は、施設にしても低所得者の問題でも大もとには、国の責任の放棄があると思う。制度改善に向けて国の責任を強く求めていただきたい。以上3点を要望し賛成する。  2 賛成の立場で討論する。  介護保険については、いち早く「低所得者に配慮した6段階方式」を採用し、増大する要介護者に対し、施設の充実や各種サービスの向上に貢献してきた。例えば、特別養護老人ホームやデイサービスセンター等各種介護保健施設を市内各所にNPOの積極活用を含めて、適切に配置し充実を図ったこと。さらに、要介護者への在宅・施設給付はもとより、入浴補助用具及び手すりや床の段差解消等の住宅改修補助を実施している。  また、在宅で寝たきりや痴呆等の介護をしている家族に対し、慰労金を支給している等「誰もが充実した生涯を送れる」環境が充実しつつある。これからも、さらに努力してもらいたい。  との意見があり、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり認定すべきものと決定しました。  次に、議案第58号「平成15年度流山市介護保険特別会計補正予算(第1号)」について申し上げます。  審査における意見は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、陳情第11号「幼稚園・保育所の「一元化」、保育所調理室必置規制撤廃論議に関する意見書提出の陳情書」について申し上げます。  まず当局より  「幼保一元化」については、去る6月27日に閣議決定された「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2003」(いわゆる骨太方針2003)で構造改革の具体的な取り組みの一つとして「就学前の教育・保育を一体的にとらえた一貫した総合施設の設置を平成18年度までに検討する。」また、「これに関連する負担金の一般財源化など国と地方のあり方についても平成18年度までに検討を進め必要な措置を講ずる」と示されたところである。  「総合規制改革会議」や「地方分権改革推進会議」などでは、国と地方の聖域なき事務事業の見直し、規制緩和とこれによる経済の活性化という共通の考え方に基づき検討がなされている。具体的には、保育所運営費一般財源化、保育所の給食調理室の必置規制撤廃、保育士と幼稚園教諭の資格の共有化などを提言している。  一方、厚生労働省では、これらの提言に対しては、基本的には性急な改革には慎重な立場を示している。  との説明がありました。  審査の過程における意見・要望として  (1)質疑の中で幼保一元化についての市当局の意見、考え方を確認したが、現在、国で協議している問題なので方向性がはっきりしない。明確でない部分があると感じた。さらに継続をして、協議を重ねながら判断したいので、継続審査とすべきとの意見があり、まず閉会中の継続審査とすることを諮ったところ、全会一致をもって閉会中の継続審査とすることに決定しました。  次に、陳情第12号「「保育所運営費一般財源化」に関する意見書提出の陳情書」について申し上げます。  国における協議の中身がまだ見えてこない現状から、もう少し研究する必要があるので継続審査とすべきとの意見があり、まず閉会中の継続審査とすることを諮ったところ、全会一致をもって閉会中の継続審査とすることに決定しました。  以上で教育民生委員会の委員長報告を終わります。 ○横須賀靖議長 次に、高橋ミツ子経済環境委員長。     〔高橋ミツ子経済環境委員長登壇〕 ◎高橋ミツ子経済環境委員長 経済環境委員会の委員長報告を行います。  経済環境委員会に付託されました議案2件につきまして、審査の過程における各委員からの意見・要望及び審査結果について、審査経過順に御報告します。  初めに、議案第65号「平成14年度流山市水道事業会計決算認定について」申し上げます。  審査の過程における意見・要望として  1 反対の立場で討論する。  新線沿線開発による人口増加数は下方修正されたが、修正後の数も実際に達する数とはいえないと思う。新規浄水場の計画は従来の人口増加見込みを大きく上回るものである。日々の生活さえ脅かされている多くの市民感情と照らしてみて、新線開発のための負担も14年度の資本的支出もあまりにも大きなものである。こうした点から容認するわけにはいかず反対とする。  2 賛成の立場で討論する。  経費節約の問題ではいろいろな面で外注していくということを今後も強く進めていただきたい。また、今後は工事の際には事前の調査をしっかり行い、道路工事などと並行して行えるような努力をしていただきたい。資本的収支の問題では赤字が出ているわけだが、過年度、当年度分の留保金等を補填して、まかなってきているということを考えると、今後この企業会計がこのまま継続していけるか疑問であり、早めに現状を市民に明らかにしていただきたい。そういった意味で、正直な話を正確な数字で公表して今後市民の負託にこたえていっていただきたい。  があり、採決の結果、6対1をもって原案のとおり認定すべきものと決定しました。  次に、議案第64号「平成15年度流山市水道事業会計補正予算(第1号)」について申し上げます。  審査の過程における意見・要望は特になく、6対1をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上をもちまして経済環境委員会の委員長報告を終わります ○横須賀靖議長 次に、松本守郎建設委員長。     〔松本守郎建設委員長登壇〕 ◎松本守郎建設委員長 建設委員会委員長報告を行います。  建設委員会に付託されました議案7件、陳情1件につきまして、審査の過程と結果を審査経過順に報告します。  なお、本委員会は付託案件の現況を視察したことを申し添えさせていただきます。  初めに、議案第71号「市道路線の認定について」並びに議案第72号「市道路線の廃止について」は、関連がありますことから一括して審査しました。  審査の過程における意見・要望等は特になく、採決の結果、両議案とも全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第68号「平成14年度流山市西平井・鰭ケ崎土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について」申し上げます。  審査の過程における意見・要望として  1 反対の立場で討論する。  この区画整理事業については、私たちは基本的に反対してきており、この事業の資金計画では国や県の補助金があるものの、保留地処分金と市の歳出で約90%を占める事業と理解する。一方、この保留地の処分についても、最終的に赤字となった場合には市が更なる負担をし、補填を余儀なくされることは明白であり、市の負担が増大すると危惧している。近年において、区画整理事業や再開発事業の破綻が大きな議論になっている中で、一日も早く市民への情報公開をすすめていくと同時に、事業の見直しの議論を大いにする必要があると考える。  2 1点要望し賛成する。  この決算については、歳出にかなり留意していること、また土地を提供してくれた地権者に迷惑をかけないよう区画整理の期間を短縮しようとする姿勢がうかがえる。  1点要望すれば、現在の区画整理事業については、地元事業者の参加率が非常に低いと思料しているので、地元経済の活性化という観点から市内業者の参画の機会をより一層つくっていただきたい。  があり、採決の結果、6対1をもって原案のとおり認定すべきものと決定しました。  次に、議案第69号「平成14年度流山市公共下水道特別会計歳入歳出決算認定について」申し上げます。  審査の過程における意見・要望として  1 2点指摘して反対とする。  流山市の下水道普及率は、千葉県下の都市部でも遅れた自治体の1つになっており、今急ぐべきは、既成市街地への普及であると考える。しかし、常磐新線沿線巨大開発の推進により、国や各施行者からの負担はあるものの、市の財政からも応分の負担をし、しかも投資した資金が回収される見通しは立っていない状況である。一方、情報公開という点においても、水道と比較して問題があると考えており、平成17年のつくばエクスプレスの開通、並びに区画整理事業が平成22年終了という状況を考えると、深刻な事態に陥る恐れがあることを指摘する。  2 1点要望し賛成する。  公共下水道の普及率については、市当局の努力により50%以上を確保することができたと理解する。今後は、下水道整備が遅れている既成市街地について、早急に整備を図って、未整備地区との不公平感の解消、そしてこれまで以上に公共下水道の整備に努めていただきたい。  があり、採決の結果、6対1をもって原案のとおり認定すべきものと決定しました。  次に、議案第66号「平成15年度流山市公共下水道特別会計補正予算(第1号)」について申し上げます。  審査の過程における意見・要望として  1 1点要望し賛成する。  今回の補正は、平成14年度決算の確定による市債の減額、また既成市街地雨水事業の補正増を行うものであるので賛成とする。ただし、補正対象の工事費について、予算策定段階から正確な見通しをつけていただきたい。  があり、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、陳情第13号「「扶桑レクセルマンション初石第2」建設について市当局の行政指導を要望する陳情書」について申し上げます。  まず、当局から次のとおり説明がありました。  建設予定地の所在については、流山市東初石2丁目91番地の2で、開発面積は5320.73平方メートル、事業主は東京都千代田区紀尾井町3番12号、扶桑レクセル株式会社である。  建物の概要は、鉄筋コンクリート造地上9階建て、共同住宅114戸で新築に伴う宅地の造成である。  土地利用計画については、区域東側に公園、及び公園内に防火水槽を設置し、また114台分を収納可能とする駐車場を整備する計画となっている。  区域内の給排水であるが、まず給水については県道に埋設している既設本管から取水する。一方、雨水排水については、区域北側の集水桝に接続し放流し、汚水については県道に埋設している汚水管に接続し放流する計画となっている。  開発行為の手続については、平成15年6月12日に事業主から「事前協議申請書」が市に提出され、同8月11日に完了し、その後同12日に「開発行為の許可申請書」の提出があり、同29日に許可されている。建築確認については、同29日に民間確認検査機関である日本イーアールアイ株式会社に提出、受理され、9月10日に確認が下りている。  との説明がありました。  審査の過程における意見・要望として  1 陳情項目の1及び2については、住民と事業者と市で十分な話し合いをしていただきたい。  また、陳情項目の3については、東初石地区だけに絶対制限を設定するのは難しいという立場であり、項目別採決を希望する。  との意見があり、項目別採決について諮ったところ、6対1をもって可決されたため、項目別に採決した結果、第1項並びに第2項については、それぞれ全会一致をもって採択すべきものとなり、また第3項については、全会一致をもって不採択すべきものと決定しました。  次に、議案第67号「流山市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  審査の過程における意見・要望として  1 2点要望し賛成する。  建設に当たって地元住民から厳しい批判があったと理解しているが、そのような不満に対して責任を持って対応していただきたい。また、市営住宅の住民と近隣住民とのコミュニティが円滑にいくよう、市としても配慮をしていただきたい。  2 賛成の立場で討論する。  流山市で初めてとなるこの三輪野山の借り上げ市営住宅のケースを、今後のモデル事業として展開していっていただきたい。  があり、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第70号「(仮称)流山新市街地駅自由通路建設に関する業務委託契約の締結について」申し上げます。  1 この議案審査に当たって、十分な資料の提出がなく、全体計画を理解できないので、継続審査に付したい。  との意見があり、継続審査について諮ったところ、全会一致をもって閉会中の継続審査に付するべきものとなりました。その後、執行部から精査を加えた資料の提出と再審査の申し出があり、その旨を9月29日に本委員会に諮り再審査を行いました。  審査の過程における意見・要望として  1 2点指摘し反対とする。  まず1点目として、この自由通路の建設における費用負担については、流山市、首都圏新都市鉄道株式会社、日本鉄道建設公団、都市基盤整備公団、東武鉄道株式会社の5者による覚書によるものとしているが、つくばエクスプレスの出入り口が自由通路になっているのであれば、首都圏新都市鉄道株式会社にも費用の負担を求めていくべきである。  第2に、市が負担する事業であるのに、議会や市民からの意見が全く反映されていない内容になっていることである。  2 2点要望し賛成とする。  要望事項の1点目として、審査に際し十分な説明ができなかったことが原因で継続議案となったことを踏まえ、今後はこのようなことがないよう十分な資料等の準備をお願いしたい。  第2点目として、この自由通路は24時間の通行が可能とのことであるが、治安やホームレス、またトイレの未整備等々、想定される市民からの苦情について、関係機関と十分協議し対応していただきたい。  3 賛成の立場で討論する。  利用者の利便性の向上という見地から、自由通路は必要であると理解しており、工事との兼ね合いから早急に建設の方向で進んでいただきたい。  なお、前回の委員会において当議案が継続審査となったことについて、執行部は十分反省していただきたい。  4 1点要望し賛成する。  柏市内の駅周辺のように、将来は車などが1箇所に集中することによる交通渋滞が起きる可能性が非常に高いと想定されるので、新しく流山の住宅地として広がる地域側に駅に進入できる階段や改札口を設けるなど、混雑の解消策について首都圏新都市鉄道株式会社と協議していただきたい。  があり、採決の結果、6対1をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で建設委員会の委員長報告を終わります。 ○横須賀靖議長 暫時休憩します。     午後 1時44分休憩     午後 1時45分再開 ○横須賀靖議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  これをもって各委員長の報告を終わります。 △委員長報告に対する質疑 ○横須賀靖議長 これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 ただいまのところ通告ありません。  質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △討論 ○横須賀靖議長 これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。21番乾紳一郎議員。     〔21番乾紳一郎議員登壇〕 ◆21番(乾紳一郎議員) それでは、日本共産党を代表して、議案第70号「(仮称)流山新市街地駅自由通路建設に関する業務委託契約の締結について」、先ほどの委員長報告では可決でありましたが、委員長報告に反対の立場から討論を行います。  その第1の理由は、駅舎の建設は首都圏新都市鉄道株式会社、MIR社が負担すべきものです。ところが、(仮称)新市街地駅には2階の改札口へとつながる出入り口は自由通路にしかなく、自由通路はまさに駅の基本構造部分にほかなりません。それなのに、MIR社は1円の負担もせず、流山市の事業として約10億円の事業費をつぎ込もうというのです。既に流山市は、鉄道建設費として90億円を超える出資をしているのですから、駅の出入り口をつくるために新たに負担するいわれはなく、応分の負担をMIR社に求めるべきです。  2番目の理由は、総額10億円という大型事業であるにもかかわらず、市民の意見も議会の意見もほとんど反映させる余地がないということです。そもそも今回17日の建設委員会において全員一致で一たん継続審議となったのはなぜか。それは、議案の審議にたえ得るだけの情報の提供をしなかった当局の秘密主義に原因があります。流山市の新しい中心核と位置づけながら、東武野田線の請願駅についても、またこの自由通路についても、ほとんどその内容は市民に知らされることなく、密室の中で計画が練られてきました。そして、突然今議会に議案を出してきて、ここで可決されないと鉄道開業に間に合わないと有無を言わさぬやり方は到底許されるものではありません。  私たちは、自由通路の利便性そのものを否定するわけではありません。本来鉄道会社が負担すべきものをなぜ市が負担するのか。流山市が10億円もかけて行う事業なのに、市民に情報が公開され、市民の意見がなぜ反映されるようにならないのか、ここを問題としているのであります。筋の通らない議案にはとても賛成できない、こう申し上げて、討論といたします。
    ○横須賀靖議長 次に、1番森亮二議員。     〔1番森亮二議員登壇〕 ◆1番(森亮二議員) 私は、議案第53号「流山市行財政改革審議会条例の制定について」、総務委員長報告に対し、新世会を代表いたしまして、賛成の立場で討論いたします。  現在の流山市において、行財政改革の推進は最も必要であり、調査や審議を行う組織の設置が急がれます。市長の附属機関として市長に答申していくこの組織は、まさにその意を酌んだ組織であると思われます。早急に組織を立ち上げ、流山市15万人市民にその成果や結果を示すべく、所掌事務に邁進することを審議会には強く希望いたします。  その際、要望といたしまして、組織を構成する委員については、公募により、より厳選な中立な人選を行っていただき、民間の方や幅広く斬新な意見をお持ちの方の委員選出を強くお願いいたします。この要望を踏まえて、我が新世会は賛成の立場を表明することにいたしました。  以上をもちまして、賛成討論を終わらせていただきます。 ○横須賀靖議長 次に、24番高野とも議員。     〔24番高野とも議員登壇〕 ◆24番(高野とも議員) 日本共産党を代表いたしまして、議案第52号「平成15年度流山市一般会計補正予算(第2号)」について反対の討論を行います。  今回の補正予算は、地域融和施設建設事業の見直しが最大のポイントとなっております。私たちは、このお風呂を中心とした9億円もの施設がなぜ今必要なのかを訴え、多くの市民からも同様の声が寄せられました。市長が就任早々に入札を中止し、計画の見直しに早速着手したことは大いに評価しております。しかし、約2億円の削減で片づけていいのでしょうか。  8月30日付の「広報ながれやま」財政事情特集号では、緊急かつ重要な事業から優先的に実施することで財政危機を乗り越えるとありますが、今回の見直しの中では果たして9億円の入浴施設建設が緊急で重要な事業なのかという解明がされておりません。また、ますます大変な負担を強いられている市民の暮らしから見ても、7億円の税金投入でも市民感覚からかけ離れています。これだけあれば、国民健康保険料の引き下げや、乳幼児医療費窓口負担をなくすなど、市民の福祉の充実が図れるのです。  さらに、地元住民の要望によって計画したと繰り返されていますが、平成11年11月6日に下花輪住民の80%以上の賛同による地域融和施設に関する要望書の撤回申入書が提出され、この9月議会中には白紙撤回を含む根本見直しを求める請願書が議会に、要望書が市長に地元から提出されました。現計画をベースにした見直しではなく、原点に立ち返り、税金の使い方という観点から、広く市民の意見を聞いて根本見直しを進めるべきです。  二つ目に、突然の感がある新市街地駅自由通路建設の計画と財政調整積立基金の2億円繰り入れ取りやめも問題だと考えます。自由通路の費用については、鉄道会社が全面的に負担してつくるべきではないでしょうか。また、財政調整積立基金は平成10年度からずっと当初予算に計上しておきながら、途中で繰り入れをやめてきましたが、将来に備えてではなく、今の深刻な市民生活にこそ使うべきです。  なお、学校の耐震改修事業や平和台人道跨線橋の補修事業は私たちも要求してきたことであり、評価していることをつけ加えて、反対の討論といたします。  次に、請願第4号「自衛隊のイラク派兵に反対する意見書提出に関する請願書」につきまして、委員長報告は不採択でしたが、採択すべき立場から、委員長報告に反対の討論を行います。  小泉政権が自衛隊をイラクに派遣する派兵法の制定を強行したのは、国連の決議もなくイラクを攻撃し占領した米英軍を支援するためであり、5月の日米首脳会談で小泉首相がブッシュ米大統領に派兵を約束したのが始まりです。ところが、小泉政権がイラク派兵法の成立を強行して以降、イラクの現地では、占領軍である米英軍などへの攻撃に加え、爆弾テロ事件も続発しています。小泉政権が自衛隊を派遣するとした戦闘のない地域などどこにもないことがいよいよ明らかになっています。  イラクへの攻撃の口実とされてきた大量破壊兵器の問題についても、アメリカの調査団が見つからなかったという中間報告を近く出すとも言われており、またブッシュ大統領自身がフセイン大統領と9.11のテロは無関係だと言わざるを得なくなっています。イラクの事態は、米英が無法な侵略戦争を引き起こし、その後も占領軍として居座り続けているところに根本的な原因があります。そのことがイラク国民の反発を招き、テロと暴力の温床をつくり出すという、まさに泥沼化の状況をつくり出しています。その中で、9月23日の国連総会で、アナン国連事務総長が米英軍の先制攻撃の戦争に対して、国連憲章の原則に対する根本的な挑戦と厳しく批判したのは重い意味を持っています。  イラクの安定のためには、イラクに一日も早く国連中心の復興支援の体制をつくり上げ、それに伴ってできるだけ速やかに米英軍を撤退させるべきです。それに反して、無法な戦争の上に不法な占領統治をやっている米英軍の支援のために自衛隊を出すということになれば、同じ泥沼の中に日本も身を沈めることになるのです。小泉政権がイラクの復興に役立とうとするなら、まずアメリカ言いなりの自衛隊派兵計画をやめ、国連中心の復興支援という立場に転換するべきです。  最近の世論調査では、67%の国民がイラクへの自衛隊派遣について反対あるいは危惧を表明しているという結果が出ています。日本共産党は、自衛隊のための調査団の派遣を急ぐのではなく、派兵は中止し、イラク派兵法そのものも次の国会で廃止することこそ日本のとるべき態度だと主張しています。この立場から、請願第4号の採択を求めるものです。  以上で討論を終わります。 ○横須賀靖議長 次に、5番中川弘議員。     〔5番中川弘議員登壇〕 ◆5番(中川弘議員) 議案第52号「平成15年度流山市一般会計補正予算(第2号)」について、創成会を代表して賛成の立場から討論いたします。  平成15年度一般会計補正予算(第2号)は、歳入歳出の総額からそれぞれ5億1,015万7,000円を減額し、歳入歳出予算総額をそれぞれ393億3,784万3,000円とするものであります。この補正予算の骨子は、継続費におきまして、1、都市景観形成基本計画業務委託事業として、本年度よりの3カ年の総額として2,300万円を追加、2、地域融和施設建設事業については、平成14年度からの3カ年の総額を9億798万6,000円から6億9,209万円に減額、かつ継続年度を平成16年度まで延長し、年割額を変更の2点であります。債務負担行為では、(仮称)流山新市街地駅自由通路建設に関する業務委託費10億円以内を追加、また地方債補正では地域融和施設建設事業の限度額を6億3,580万円からゼロ円に変更するものであります。  地域融和施設に関しましては、その公設計画の白紙撤回を含む根本的な見直しを求める請願及び要望書が予定地の元地権者や周辺地域の多くの地権者を初めとする1,280名余りの市民の署名を添え、去る9月8日に井崎市長あて要望書が、9月16日には横須賀議長あて請願書がそれぞれ提出されております。請願書に賛意を表明しております創成会としましては、地域融和施設事業の減額補正がなされるも、施設の設計委託業務料が計上されている補正予算に賛成することに抵抗がないわけではありません。  しかしながら、地域融和施設建設事業の継続年度を平成16年度までとしたことにより、その根本的な見直しを行う時間を確保したこと、2番目に、つくばエクスプレスの平成17年秋の開業に不可欠な(仮称)流山新市街地駅の自由通路関連の予算が含まれること、三つ目に、訴えの提起を支える訴訟代理人委託費を初めとし、国保や老人保健への繰出金、新ごみ焼却施設試運転に要する水道光熱費、歩道整備事業、平和台跨線人道橋の塗装事業、都市景観形成基本計画策定事業、小中学校耐震補強設計業務委託など、市民生活に必要欠くべからざる事業費が計上されていることなどの理由により、創成会として議案第52号は可決すべきが妥当と判断いたしました。  以上をもちまして、賛成の討論といたします。 ○横須賀靖議長 次に、17番戸部源房議員。     〔17番戸部源房議員登壇〕 ◆17番(戸部源房議員) 皆さん、こんにちは。  それでは、議案第62号「平成14年度流山市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について」は賛成の立場で討論いたします。  本市における介護保険については、全国に先駆けて、いち早く低所得者に配慮した6段階方式を採用し、また年々増大する要介護者に対し、過去3年間、計画的に施設の充実や各種サービスの向上に貢献してきた。このことは、要介護者を抱える多くの市民や、要介護度5の母を持つ私個人においても心強い限りであり、感謝を申し上げます。  平成14年度の介護保険決算について見てみると、第1に、介護保険制度維持のため、小冊子「介護保険の手引」を作成し、普及啓発に努めるとともに、介護保険料の賦課及び徴収を適切に実施したこと。第2に、適切な介護認定をするため、判定の基礎となる訪問調査票と主治医意見書作成や審査会の充実を図ったこと。第3に、要介護者への在宅施設給付事業はもとより、入浴補助用具及び手すりや床の段差解消等の住宅改修補助を積極的に実施したこと。第4に、在宅で寝たきりや痴呆を抱えている家族に対して、平成13年度から引き続き慰労金を支給していること。第5に、特別養護老人ホームを初めとした各種保健施設をNPOの積極活用も含め市内各所に適切に配置し、充実をさらに努めたことなど、本市においては、他の市町村に負けない、だれもが充実した生涯を送れる介護保険をめぐる環境がさらに充実したことに、担当当局の市職員の努力はもとより、各種事業を高く評価いたします。  最後に、一つだけ要望いたします。平成15年7月1日現在、特養老入所希望者が324名と聞いているが、待機者ゼロを目指して、さらなる特別養護老人ホーム建設を国、県に強力に働きかけていただきたい。  次に、請願第4号「自衛隊のイラク派兵に反対する意見書提出に関する請願書」については、委員長報告の不採択に賛成の立場で討論いたします。  アメリカのブッシュ大統領は、2001年9.11世界貿易センター同時多発テロを機に、国際テロの拠点であるタリバーン、アルカイダの打倒と、支援国家である悪の枢軸としてイラク、北朝鮮、イランを名指しし、世界に国際テロとの戦いを宣言いたしました。特にテロ支援国家と名指しされたイラク、北朝鮮については、フセインや金正日が軍、秘密警察を中心とした独裁国家を確立し、国民から自由を奪い、飢餓に追い込むなど、国民の犠牲の上に自らの権力の維持と野望の実現を図るため、テロリスト支援や大量破壊兵器を開発し、国際社会に挑戦してきたことは周知の事実であります。  そのような中で、米英を中心とした国際協力のもと、テロ撲滅と政権打倒を目指して両国に侵攻しました。2002年にはアフガン、2003年にイラク国民を解放し、現在テロ残存勢力の掃討と国の復興を掲げ、民主アフガン、イラクを目指して日夜奮闘している。また、現在国連においては、70%に迫る自由で民主的な国家再建を希望しているイラク国民に後押しされ、イラクへの復興支援や暫定政権樹立のため、多国籍軍派遣を含めた新決議に向け本格化しつつあります。我が国においても、そのような国際社会の流れに対し、アフガンではテロ特措法による給油活動支援を実施し、イラクでは人道復興支援活動を中心としたイラク特措法を第156回通常国会において多数の賛成により本年7月可決しております。  小泉政権は、現在年内自衛隊派遣を目指し、非戦闘地域の特定や日本としてできる復興支援活動の可能性を探るため、本格的な調査団をイラクに派遣しようとしています。これらの一連の支援活動は、国際社会の一員である我が国において、国際社会の平和と安全の確保に貢献するのは当然なことと思われます。まして隣国には、核をちらつかせ、テポドンを日本に向け、日本国民を拉致する独裁無法国家、北朝鮮がある中、我が国は日米同盟を堅持し、むしろもっと速やかに自衛隊を派遣し、イラク国民のため、復興に向け国際協力をすべきであります。しかるに、請願第4号の願意を見てみると、我が国の隣国、北朝鮮問題や現在の国際社会への果たすべき役割や義務など全く無視しており、委員長の報告どおり不採択に私は賛成いたします。  以上であります。 ○横須賀靖議長 これをもって討論を終結します。 △採決 ○横須賀靖議長 これより採決します。  まず、議案第52号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立多数であります。よって、議案第52号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第53号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立多数であります。よって、議案第53号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第54号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、議案第54号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第55号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「認定」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立多数であります。よって、議案第55号は原案のとおり認定されました。  次に、議案第56号から議案第60号まで、以上5件を一括して採決します。  本案に対する委員長の報告はそれぞれ「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、議案第56号から議案第60号までの以上5件はそれぞれ原案のとおり可決されました。  次に、議案第61号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「認定」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立多数であります。よって、議案第61号は原案のとおり認定されました。  次に、議案第62号及び議案第63号の以上2件を採決します。  本案に対する委員長の報告はそれぞれ「認定」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、議案第62号及び議案第63号の以上2件はそれぞれ原案のとおり認定されました。  次に、議案第64号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立多数であります。よって、議案第64号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第65号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「認定」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立多数であります。よって、議案第65号は原案のとおり認定されました。  次に、議案第66号及び議案第67号の以上2件を採決します。  本案に対する委員長の報告はそれぞれ「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、議案第66号及び議案第67号の以上2件はそれぞれ原案のとおり可決されました。  次に、議案第68号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「認定」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立多数であります。よって、議案第68号は原案のとおり認定されました。  次に、議案第69号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「認定」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立多数であります。よって、議案第69号は原案のとおり認定されました。  次に、議案第70号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立多数であります。よって、議案第70号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第71号及び議案第72号の以上2件を採決します。  本案に対する委員長の報告はそれぞれ「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、議案第71号及び議案第72号の以上2件はそれぞれ原案のとおり可決されました。  次に、請願第3号「「核兵器廃絶国際条約締結を求める意見書」採択についての請願書」について採決します。  本件に対する委員長の報告は「不採択」であります。  本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立多数であります。よって、請願第3号は委員長の報告のとおり不採択すべきものと決しました。  次に、請願第4号「自衛隊のイラク派兵に反対する意見書提出に関する請願書」について採決します。  本件に対する委員長の報告は「不採択」であります。  本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立多数であります。よって、請願第4号は委員長報告のとおり不採択すべきものと決しました。  次に、陳情第11号「幼稚園・保育所の「一元化」、保育所調理室必置規制撤廃論議に関する意見書提出の陳情書」について採決します。  本件に対しては委員長から、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の申し出書のとおり閉会中の継続審査の申し出がありました。  お諮りいたします。本件は、委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、陳情第11号は閉会中の継続審査に付することに決定しました。  次に、陳情第12号「「保育所運営費一般財源化」に関する意見書提出の陳情書」について採決します。  本件に対しては委員長から、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の申し出書のとおり閉会中の継続審査の申し出がありました。  お諮りします。本件は、委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、陳情第12号は閉会中の継続審査に付することに決定しました。  次に、陳情第13号「「扶桑レクセルマンション初石第2」建設について市当局の行政指導を要望する陳情書」の第1項について採決します。  本件に対する委員長の報告は「採択」であります。  委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、陳情第13号第1項は委員長報告のとおり採択すべきものと決しました。  次に、陳情第13号の第2項について採決します。  本件に対する委員長の報告は「採択」であります。  委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、陳情第13号第2項は委員長の報告のとおり採択すべきものと決しました。  次に、陳情第13号第3項について採決します。  本件に対する委員長の報告は「不採択」であります。  本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立多数であります。よって、陳情第13号第3項は委員長報告のとおり不採択すべきものと決しました。 △委員長報告 ○横須賀靖議長 日程第2、議案第73号を議題とします。  本案に対し、委員長の報告を求めます。根本守決算審査特別委員長。     〔根本守決算審査特別委員長登壇〕 ◎根本守決算審査特別委員長 それでは、決算審査特別委員会の委員長報告を行います。  決算審査特別委員会に付託されました議案第73号「平成14年度流山市一般会計歳入歳出決算認定について」審査の経過と結果を御報告します。  本委員会は、9月12日の本会議において設置され、同時に議案第73号を付託されたものでありますが、同日、本会議終了後第1回目の委員会を開催し、委員長に私、根本守が、副委員長に藤井俊行委員が選任され、同月18日から延べ4日間にわたり委員会を開催し、市当局から詳細な説明を聴取しつつ、慎重な審査を行ったものであります。  審査の過程における各委員から147項目にわたる事項について、お手元に配布のとおり指摘要望事項をいただいたところであります。市当局におかれましては、これらの指摘要望事項を真摯に受け止められ、行財政運営に万全を期されることを望む次第でございます。  採決の結果につきましては、6対1をもって原案のとおり認定すべきものと決定しました。  以上をもちまして、決算審査特別委員会の報告を終わります。 △委員長報告に対する質疑 ○横須賀靖議長 これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 ただいまのところ通告ありません。  質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △討論 ○横須賀靖議長 これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。21番乾紳一郎議員。     〔21番乾紳一郎議員登壇〕 ◆21番(乾紳一郎議員) それでは、日本共産党を代表して、議案第73号、平成14年度一般会計歳入歳出決算認定について、委員長報告では認定でありましたが、委員長報告に反対の立場から討論を行います。  平成14年度決算は、前市長のもとで行われた予算執行でございました。平成14年度のこの決算の特徴は、新ごみ焼却場建設のための財政支出が突出する一方で、市民生活の安定に寄与する民生費や扶助費を低く抑え、教育費は初めて決算額で40億円を割り込んだことであります。千葉県の中に33の市がありますが、この平成14年度に市民1人当たりの清掃費は2位以下に大きく差をつけての第1位でありました。一方で、市民生活の安定や市民福祉のための予算はどうかといえば、民生費で29番目、扶助費で27番目です。市民の暮らしを支える分野への支出は下から数えた方が早い。さらに、教育費に至っては、平成に入ってから最低の決算額で、市民1人当たりではとうとう33位、最下位になってしまいました。第1位の浦安市の実に3分の1でしかありません。常磐新線沿線巨大開発と新ごみ処理施設建設という2大プロジェクトの推進の陰で、いかに福祉や教育が冷遇されてきたのかはっきりとあらわれております。教育や福祉などを切り縮めながら財政を集中し推進してきた沿線開発や新ごみ焼却場建設の矛盾もいよいよ避けがたくなっています。  市内4地区の区画整理の進捗状況は、県施行の運動公園地区はわずか8%、市施行の西平井・鰭ケ崎地区も9%しかありません。鉄道が開通する平成17年度までに運動公園地区で18%、西平井・鰭ケ崎地区で20%まで進めるとしていますが、運動公園地区では事業完了予定の平成22年までの残りの5年間で82%を進められるのでしょうか。西平井・鰭ケ崎地区でも事業完了年度の平成20年までの3年間で80%を進められるのでしょうか。とても計画どおりに進められるとは考えられません。しかも、事業計画策定時と比べて平米当たり4万円から7万円も地価が下がっており、事業は既に莫大な赤字が予定されています。さらに、千葉県企業庁や県の住宅供給公社の放漫経営が明らかになり、流山市もこのままいけば財政破綻とならざるを得ません。施行主体にも事業を続ける体力がなくなってきているのです。  新ごみ焼却場建設も、決算審査が始まった翌日に読売新聞と朝日新聞が全国版で荏原製作所の談合疑惑、そして佐藤工業からの3億円の裏金と報道しました。2年前の入札での指名業者が2社から4社に変えられた背景に一体何があったのか、市民を驚かせた右翼団体の街宣は一体何のためだったのか、私たちが臨時議会で指摘してきたことに今司直の手が入れられようとしています。これもやはり国や焼却炉メーカーの手のひらに乗った何でも燃やすごみ行政の破綻のあらわれではないでしょうか。以上の点から、平成14年度決算は大型事業優先の財政のゆがみがはっきりとあらわれた決算であると考えるものです。だからこそ、市民は4月の市長選挙で市政の継続ではなく変化を求めたのではないでしょうか。  次に、これまでの特別委員会の質疑を踏まえ、今後の新市長の予算編成にぜひ生かしていただきたい内容を以下に提案、要望するものであります。  まず第1に、市長は初登庁のときのあいさつで、相対的に低くなっている市民サービスを引き上げていくと語られました。乳幼児医療費の助成制度、保険料、利用料の減額、免除など、介護保険の負担軽減策で流山市の施策が周辺自治体に比べて多少おくれていることは事実でありますし、施策の裏づけとなる民生費が県内で相対的に低いことも事実であります。このことをしっかり認識していただいて、今後引き上げていく市民サービスとして市民福祉をしっかりと位置づけていただきたい。中でも、不況や失業、年金の削減などで暮らしが苦況に陥っているときに、それを支えて生活再建を応援し、自力で生活ができるように支援する施策、具体的には乳幼児医療費の無料化拡大、低所得者への介護保険の負担の軽減、国保料引き下げなどの施策をぜひ進めていただきたいのであります。  第2に、南関東直下型地震が心配されている今日、学校耐震化を緊急のテーマとして位置づけ促進している市長の決断を、議会で最も早くから実現を迫ってきた者として高く評価するものであります。この方針をさらに徹底して、災害時の防災拠点となる市役所、消防本部、消防分署などの耐震化の推進も進めるべきではないでしょうか。消防本部が大地震では防災拠点として役に立たないことが明らかになりました。命や安全の問題は、第1の課題として対策を講じていただきたいのであります。  第3に、教育予算の落ち込みはここ数年深刻な状況を呈しています。特に小学校費と中学校費の落ち込みは大きく、中学校費では構成比で平成元年の3.39%から平成14年は1.02%、実に3分の1に、金額でも半減するありさまです。流山市の未来を担う子供たちを教育するにふさわしい水準へと、抜本的に教育費の位置づけを改めていただきたいのであります。  第4に、新ごみ焼却場の入札をめぐる問題です。佐藤工業が荏原から受注した37億円のうち、3億円が裏金として荏原側に渡っているというのが新聞報道の内容です。これが事実とするならば、市民の大切な税金が談合費用や地元対策に使われていたことになります。裏金を捻出するために、工事に手抜きがなかったのか、裏金がどこに渡っているのか、右翼との関係があるのか、政治家などに渡っていないのかなど、解明すべき問題が山ほどあります。真相究明を徹底して行うと同時に、疑惑が晴らされないうちは来年4月のごみ焼却場を稼働させないでいただきたいのであります。  そして第5に、市長が地域融和施設の入札を中止し、計画見直しに着手したことを評価しています。しかし、2億円を減額するという、その見直し案は余りにも中途半端なもので、実態としては当初計画に戻しただけであると言わざるを得ません。そもそも今なぜ7億円ものお金をかけて入浴施設をつくらなければならないのか。厳しい財政事情の中で、それほど緊急の事業なのかを改めて市民に問うべきであります。さらに、地元の要望といいますが、下花輪を初め地元から市長に対して見直しや白紙撤回を求める要望書が提出されています。地元住民の意思も慎重に確認する必要があります。したがって、見直し計画をさらに抜本的に見直していただきたいのであります。  第6に、常磐新線沿線の区画整理事業は、その進捗状況を見ても、また地価下落により採算のとれない事業となってきており、今後ますます困難になることは明らかであります。区画整理の破綻を回避するために、規模縮小を視野に入れた事業計画の見直しを検討していただきたいのであります。  最後に、市長は広報財政事情特集号の中で、危機的な財政状況、深刻な財源不足と市民に訴えて、景気低迷による市税、地方交付税の減少と、地方債が増加していると説明しています。しかし、流山市の危機的財政の状況をつくり出してきた理由について率直に語っているとは言えません。これまでつくばエクスプレス関連事業に211億円、クリーンセンター建設に95億円をつぎ込んでいますが、この2大事業への負担が流山市の財政危機の特徴ではないでしょうか。これらへの財政投入は、これからがまさに本番を迎えるのです。市長が身の丈に合っていないとお考えならば、財政破綻を回避するために2大事業に大胆にメスを入れていただきたいのであります。  以上を要望して反対討論といたします。 ○横須賀靖議長 次に、7番山崎専司議員。     〔7番山崎専司議員登壇〕 ◆7番(山崎専司議員) 新志会を代表いたしまして、議案第73号「平成14年度流山市一般会計歳入歳出決算認定について」賛成の立場から討論をいたします。  平成14年度決算につきましては、先行きの不透明感が払拭できず、しかも非常に厳しい財政状況の中、他の自治体とともに抱える課題のほかに、本市固有のつくばエクスプレス建設沿線整備事業、新廃棄物処理施設整備事業の推進、さらには高齢者福祉事業を初め、市民生活優先に5大重点施策を柱とした各個別施策に対し限られた財源を効率的に配分し、厳選された事業を執行した決算と評価いたします。しかし、監査委員の指摘にもあるように、財政構造の弾力化を示す経常収支比率は89.4%で、前年度と比較して3.3ポイント上昇しており、財政硬直化の目安となる75%を大幅に超えています。また、公債費の財政負担の状況をあらわす公債費比率は13.6%で、前年度と比較して0.5ポイント上昇しています。決算時における各財政指数の中には、各年度の財政規模に伴い変化し、比較することが難しいものもあると思われますが、前段申し上げました経常収支比率や公債費比率の推移は監査委員同様危惧しているところです。したがって、策定されている第2次財政改革指針、第4次行政改革大綱に示されている施策、同じく大綱実施計画の内容をより実効性のあるものとするために、確実な推進を図るべきと考えます。これらに対する当局の積極的かつ果敢な遂行を求めたいと思います。  次に、3点ほど要望をさせていただきます。まず1点目、都市計画マスタープランを早期に策定し、平成17年秋開業予定のつくばエクスプレスとまちづくりの整合を図り、新市街地地区には市野谷の森公園や大堀川防災調整池、近隣公園などとの水と緑のネットワークを図り、回遊性のある歩道を整備する。一方、運動公園地区は、運動公園を生かし、周辺の良好な自然と調和した新しい地域生活拠点として整備されたい。また、市全体としては、環境に配慮した都市と自然との調和のとれた開発を目指し、完成したリサイクルセンターを拠点として、循環型社会を目指すまちづくりを推進されたい。2点目、市内企業の活性化を図るために、沿線整備事業への市内企業の参入促進、新市街地等への市内商業者に対する拠点づくり等についても積極的に推進されたい。3点目、青少年の健全育成は、国にとっても、流山市にとっても最重要課題の一つです。現在は、不気味な事件の多発、犯罪の激増など、子供たちにとって激動、多難なときですが、新教育長は真心を育むを基本に、自らのまちに誇りの持てる教育行政の推進を図ると所信の一端を述べており、共感するものであります。ぜひとも心身ともに健全な青少年の育成を図られたい。  以上申し上げ、賛成の討論といたします。 ○横須賀靖議長 次に、18番青野直議員。     〔18番青野直議員登壇〕 ◆18番(青野直議員) 私は、流山市議会会議規則第50条に基づき議長の許可をいただきましたので、議案第73号「平成14年度流山市一般会計歳入歳出決算認定について」委員長報告に対しまして賛成の立場から新世会を代表し討論をいたします。  当局は、景気が不透明な、なおかつ不安定な経済状況の中にありながらも、流山市の総合計画に基づき、全職員が一丸となって、社会資本の整備を初め、老人保健福祉計画のさらなる推進を初め、教育環境の整備充実等に限られた財源を有効、適切に執行されました。特に本市の2大重点事業でありますつくばエクスプレスとその沿線整備及び人と環境が調和したリサイクル都市を目指したごみ減量資源化行動計画の継続推進事業等、市民生活優先の行財政運営を念頭に、市民要望を的確にとらえて、必要性、緊急性を十分に精査しながら予算執行に努力されてきたものと認識をいたしております。  まず最初に、実質収支について申し上げますと、歳入総額では409億7,752万5,000円に対しまして歳出総額では398億1,515万2,000円で、歳入歳出差引額は11億6,237万3,000円となりました。繰越明許費繰越額2億437万8,000円を含めて翌年度へ繰り越すべき財源は3億8,224万7,000円で、実質収支額は7億8,012万6,000円、実質収支額のうち地方自治法第233条の2の規定による基金繰入額は50万円となったところであります。  歳入についてですが、歳入の根幹であります市税については、今日の厳しい社会経済情勢の中にあって、216億9,576万729円の調定額に対して199億7,260万768円の収入済額となりました。収入率は92.1%で、平成10年度は90.4%で、ここ5年間では一番高い収入率となったところであります。しかし、収入未済額や不納欠損額は依然としてその金額は高く、財政の健全化はもとより、税負担の公正を期する上からも、的確な課税客体の把握に努めることが今強く求められているのではないでしょうか。  歳出については、支出済額398億1,515万2,856円で、執行率は96.2%であり、前年度と比較いたしまして38億6,838万6,312円増加といたしました。歳出決算額の主な款別構成比率は、衛生費27.9%、民生費20.3%、土木費15.7%、教育費9.8%等々の順となっております。  次に、歳出における款別事業について主なものを申し上げます。総務費では、全庁LAN整備事業を初め、センター地区都市機能施設誘導方策に関する調査、通学路防犯灯設置事業等々を実施されました。民生費では、全身性障害者介助員派遣事業を初め、特別養護老人ホーム施設建設費助成、私立保育園整備補助、つばさ学園養育相談事業等々を実施されました。衛生費では、高齢者インフルエンザ予防事業を初め、家庭系ごみの祝日収集、ごみ焼却施設建設、リサイクルプラザ建設等の事業でございました。労働費では、中高年パソコン講座事業を初め、商工業者実態調査、勤労者福祉施設譲渡受け入れ事業でございました。農林水産業費では、農道整備、排水機場施設維持管理適正化事業等であります。商工費では、商工振興共同施設整備事業でありまして、消費者が安全かつ安心して買い物ができる明るい商店街づくりに努められました。土木費では、都市計画に関する基礎調査事業を初めとして、市道南流山平和台駅前1号補助幹線道路拡幅改良事業、準用河川神明堀改修事業、市内公共施設間循環バス運行事業等々が主なものでございました。消防費では、救急救命士養成事業を初め、普通消防ポンプ自動車購入、災害用井戸設置事業が主な事業でありました。教育費では、国際理解教育推進事業を初め、小学校校舎等改修事業、北部中学校屋内運動場大規模改造、文化会館祝日等開館、給食室等改修事業等々が主な事業でございました。  いずれにいたしましても、当局は健全財政の堅持に努める一方、市民が安心して日常生活が送れるまちづくりのため、企業やNPOの参入をも促進し、高水準の福祉サービスを確保してまいりました。このことを我が新世会は確認することができました。しかし、財政問題については、流山市監査委員からの平成14年度流山市一般会計歳入歳出決算審査意見書にもありましたように、財政力指数では0.834、実質収支比率3.2%、経常収支比率89.4%、公債費比率13.6%の財政状況になっていることを意見として指摘をしているのであります。私は、この上はさらなる職員の意識改革に努めるほか、市民と行政の協働による行政改革の推進に向けて積極的に諸事業を展開していただきたいと考えております。目まぐるしい社会経済情勢の変動を視野に入れて、実効ある改革の断行と、現場主義に徹して平成16年度予算編成に全力を挙げ、より一層市民の負託にこたえていただきたいことを申し上げまして、私の賛成討論を終わります。 ○横須賀靖議長 次に、30番伊原優議員。     〔30番伊原優議員登壇〕 ◆30番(伊原優議員) それでは、公明党を代表して、議案第73号「平成14年度流山市一般会計歳入歳出決算認定について」賛成の立場から討論を行います。  平成14年度の我が国の経済は、上半期においては海外経済の回復を背景として企業部門や個人消費に景気悪化の歯どめがかかる傾向が見られたものの、下半期にはアメリカ経済の減速や株価下落傾向等の影響により企業収益が減少し、雇用、所得環境の悪化が消費の停滞を招き、景気は依然として厳しく、好転の気配が見られない状況にありました。このため、政府は6月に「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」を閣議決定、その後金融経済情勢の不確実性の高まりを踏まえ、日本経済再生のための政策強化として、10月に「改革加速のための総合対応策」をまとめ、12月には「改革加速プログラム」を策定し、補正予算を成立させ、構造改革を推進しつつデフレの克服を目指し、民間事業主導の本格的回復軌道に乗せるための取り組みを継続してきたところであります。  一方、地方財政において、国庫補助金、地方交付税、税源移譲を含む税源配分のあり方を三位一体で改革を進める中で、国庫補助金の削減や地方交付税の税源保障機能全般の見直しについて検討がなされているところであります。こうした経済状況下にあって、平成14年度も減税等の影響を受け、市税等の自主財源の伸びは期待できない中にも、総合的、効果的な行財政運営の羅針盤とも言うべき、平成12年度にスタートした流山市総合計画の3年目として、市民生活優先を念頭に、「みんなでつくろう価値ある流山」を創造するために諸施策が展開されてきたところであります。  平成14年度の一般会計歳入歳出決算は、歳入決算額409億7,752万5,516円、歳出決算額は398億1,515万2,856円で、歳入歳出差引残額、いわゆる形式収支額は11億6,237万2,660円となったところであります。このうち翌年度へ繰り越すべき財源は、5億5,422万2,000円から未収入特定財源1億7,197万5,500円を差し引いた3億8,224万6,500円を形式収支から差し引いた額、いわゆる実質収支額は7億8,012万6,160円となり、黒字決算となったところであります。極めて厳しい財政状況のもと、効率的かつ効果的な行財政運営を推進してきたことは、市政の発展と市民福祉の向上に寄与されたものと評価いたします。  ここで、諸施策の主なものを述べてみますと、ごみの減量化、資源化に対応したリサイクルプラザ建設事業が完了し、平成15年度から供用が開始されたところであります。また、ごみ焼却施設整備についても平成16年4月の稼働を目指し、現在建設工事が進められています。さらに、平成17年度の開業を目指し、つくばエクスプレス沿線整備事業の新たなまちづくりに向けた事業の展開が着々と進められているところであります。また、行政のむだにメスを入れるため、このたび国家公務員の通勤手当が1カ月単位で支給されてきたものが6カ月単位で支給されることになり、約75億円の税金が削減されることになりました。流山市の職員も1カ月単位で支給されている通勤手当が6カ月定期にすると257万円削減されることが明らかになり、来年度から6カ月定期を導入されるとのことであり、行財政改革の一環として評価をいたすものでございます。  次に、今後の市政運営と来年度予算編成に当たり、何点か要望させていただきます。先日の新聞によると、「ごみ焼却施設をめぐる疑惑が県内でまた噴出した。流山市のリサイクルプラザ、ごみ焼却施設の建設を受注した荏原製作所が佐藤工業に工事代金を水増し請求させ、約3億円の裏金を捻出していたことが発覚した」と報道がありました。私どもは、衝撃的なニュースと受けとめ、驚きを禁じ得ないところでございます。井崎市長は、記者会見で「談合があったとは思わないが、不透明な感じがする」とし、万が一談合など違反があれば、損害賠償など断固たる措置を講じると述べ、真相解明に全力で取り組む姿勢を示されました。私どもも市民に対し、信頼回復と一日も早い真相解明を期待するものであります。  次に、財政構造について見てみますと、公債比率13.6%、経常収支比率89.4%と年々上昇しており、財政構造の硬直化傾向が見られ、依然として厳しい経済情勢の中、市税の収入率も低下している状況にあることから、市税を含め歳入の確保を図り、また今後の財政運営に当たっては、民間活力の推進等を積極的に進め、効率的な運営に十分配慮されることを要望いたします。同じく行財政改革については、第4次行政改革大綱や第2次財政改革指針で示された民間活力の活用、推進を初め、IT化推進、財政や組織、人事、給与制度の改革といった一歩踏み込んだ改革を要望いたします。  次に、住基ネットと電子自治体構想については、国が目指している電子政府では、2005年までにほぼすべての行政手続がオンライン化されることになり、住基ネットや住基カードは電子政府を支える基盤となります。近隣市では、独自の条例を制定し、図書館の利用や体育館の予約申し込み、健康カード等の市民サービスを実現しています。また、今後はインターネットを使って365日、24時間自宅で行政サービスが受けられるよう、電子自治体の構築を要望いたします。  次に、商店街、中心市街地の活性化対策や、空き店舗の活用と観光資源の発掘についてでありますが、商店街経営者の自助努力はもちろんのこと、国の事業を生かした商店街の活性化及び空き店舗対策を、また国の観光立国を目指し、継続性、永続性の観光行政に取り組むべきであります。  次に、教育について1点要望申し上げます。昨今の社会状況において、市民は物質的な満足よりも精神的な充実を求め、芸術文化活動に積極的なかかわり合いを持つことが多くなってまいりました。流山市は、文化芸術を振興する意味から、文化芸術、オペラ、バレエ、演劇の創造と、子供の文化芸術体験活動、日本映画、映像の振興、推進を図るための文化振興条例と文化振興マスタープランを早急に策定すべきであると要望いたします。  以上、何点か要望申し上げましたが、井崎市長の1円まで活かす市政運営に期待申し上げ、賛成討論といたします。 ○横須賀靖議長 次に、26番高橋ミツ子議員。     〔26番高橋ミツ子議員登壇〕 ◆26番(高橋ミツ子議員) それでは、社民・市民連合を代表いたしまして、議案第73号「平成14年度流山市一般会計歳入歳出決算認定について」賛成の立場で討論をさせていただきます。  小泉内閣が平成13年に誕生し、「改革なくして景気回復なし」を掲げて各種政策を進めてまいりましたが、平成14年度においても我が国の経済は暗いトンネルから抜け出ることができず、景気の低迷は続く結果となりました。流山市民の中にも企業の倒産や失業が増加し、給与所得が減少するなど、将来に向けての希望の光が見えず、歳入財源の大宗を占める市税収入に深刻な影響を与えました。  このように厳しい社会情勢の中にあって、平成14年度流山市一般会計の歳入歳出決算は歳入総額409億7,752万5,516円で、対前年度比9%、33億8,458万3,046円の増加となりました。自主財源である市税は、市民税が103億8,965万764円と、対前年度比マイナス1.8%、1億9,427万5,304円減少となりましたが、固定資産税は70億7,772万2,839円で、対前年度比2.19%、1億5,210万5,920円の増加となりました。市税全体では、調定額が対前年度比で1億1,736万9,851円減少はしたものの、収納率が前年度91.7%に対し14年度は92.1%と0.4%上回ったことから、収入済額では3,023万9,476円減の199億7,260万768円となったことは職員の徴収努力の結果と評価するものであります。  歳出では、社会経済情勢が不安定で、地方財政も依然として厳しい中で、第4次流山市行政改革大綱及び第2次財政改革指針を策定し、財政の健全化に努められ、緊縮財政に対応しつつ、流山市の最重要課題であるつくばエクスプレス沿線整備事業と廃棄物処理施設建設事業や、高齢者総合計画及び障害者基本計画策定事業など、計画的かつ積極的に推進され、市民生活優先の事業執行がされました。  社民・市民連合は、平成14年度決算審査に当たっては、基本的には厳しい予算であっても、執行に当たっては各種行政課題の分析と市民ニーズの把握と反映に努め、2大事業の円滑な推進と市民生活に密着した各種サービスの堅持、拡充を第一義とし、快適な市民生活を保障するものでなければならないという立場と、社民党の予算要求がどの程度執行されたかの視点で審査をしてまいりました。その中で、特に評価すべきものと思われる点について述べさせていただきます。  第1点目は、歳入についてでありますが、前年でも申し上げたとおり、歳入の市税全体では平成13年度の収納率が91.7%であるのに対し、平成14年度の収納率は92.1%となり、前年度よりも0.4ポイント上昇しておりました。景気の低迷が続く中で、職員一丸となって収納対策に取り組んだ努力の結果と高く評価をいたしております。  歳出については、都市基盤の整備では、つくばエクスプレスが平成17年秋の開業に向けて全線で鉄道用地が確保され、鉄道の土木工事は全体で89%の進捗率になったこと。また、江戸川台地区の東西を結ぶ東武200号踏切は車両の通行が激しい上に幅は狭く、歩行帯もなく、事故も多発し、安全対策が望まれていましたが、踏切の拡幅工事にあわせて歩車道分離がされ、安全、安心に利用できるようになったこと。生活環境の整備では、廃棄物循環型社会の構築を目指して進めてきた新廃棄物処理施設関連事業のうち、リサイクルセンターが完成し、平成15年4月から稼働したこと。また、ごみ焼却施設についても、平成16年4月の稼働に向けて工事が順調に進捗していること。あわせて、各家庭内から出されるごみの収集については、貯留されるごみの衛生面や地域の収集曜日の不公平感を是正するとして、家庭系ごみの祝日収集を実施されました。市内公共施設の老朽化が目立つ中で、公共施設内トイレを快適に利用できるようにと、改善や改修、増設と洋式化を求めてまいりましたが、利用者の多い上高地運動場のトイレの改修にあわせてトイレの増設を図り、利用者の利便を図ったことや、老人福祉センター内トイレについても洋式化を実現されました。また、小中学校内トイレについても計画的に洋式化や水洗化に努力されていること。平和施策では、市内5、6年生を対象に平和に関するポスターを募集し、ポスター展を行うとともに、親子で平和について考えてもらおうと、夏休み親子ビデオ上映会を実施、またユニセフ協会の協力を得て市内小学校で学習会を行うなど、平和の尊さについて学んだことは非常に大切なことであると考えます。以上、何点か申し上げましたが、まだほかにも少ない予算で執行されたもので評価すべきものはたくさんありますが、我が会派は予算額というよりも市民生活に密着した課題に取り組まれた点について評価しております。  最後に、若干の指摘をさせていただきます。まず、決算審査特別委員会や総括質疑で指摘をされたものはもとより、市税の滞納者、特に大口滞納者や悪質な滞納者については徹底した収納対策に努め、安定的な税の確保に努められるよう努力していただきたい。2、NPO法人や民間活力導入については、庁内検討委員会の意見を尊重して慎重に精査していただきたい。3、上耕地運動場の利用者は、少年野球、少年サッカー、ゲートボール、ソフトボールなどの団体が多く、大会などにも他市からの利用者も含めて非常に多くの利用がされております。したがいまして、引き続き整備の充実を図るとともに、近隣の皆様の御迷惑にならないためにも、駐車場の増設を早急に図られるようお願いするものであります。最後に、地域融和施設の建設についてでありますが、約2億円の減額をめどに根本的な見直しを行っている段階ではありますが、障害者や高齢者のリハビリ機能を持った温浴施設や、健康増進につながるパワーリハビリの導入なども視野に入れた、そういった施設になるようぜひ検討をしていただきたい。  このことを強く要望いたしまして、社民・市民連合の賛成討論とさせていただきます。 ○横須賀靖議長 次に、29番馬場征興議員。     〔29番馬場征興議員登壇〕 ◆29番(馬場征興議員) それでは、創成会を代表しまして、議案第73号「平成14年度流山市一般会計歳入歳出決算認定について」賛成の立場から討論をいたします。  平成14年度の当初は、日本経済の極度の不振の中で予算を編成し、歳入の実態は危機感さえ与える状況でありました。一方、大きなプロジェクトを同時に抱える流山行政需要は、かつてない規模と額を短い時間の中でいや応なしに対応せざるを得ない状況でありました。そのような状況の中で、つくばエクスプレス関連事業、それから新廃棄物関連事業を除き、緊急型と言われる予算で市民生活優先をキーワードとして諸施策が展開されてきたところでございます。  そこで、例えば歳入について見ますと、当該年度の歳入決算の当初予算に対する比率は99%であり、13年度の比率の94%を大きく上回っておりました。ミクロの部分では問題がないとは言えませんが、結果としては予算に計上した歳入が概ね確保できたということで評価できます。二つ目を申し上げますれば、歳出についても比較では13年度の89.9%から96.2%にアップしており、個々の執行には問題を残している部分も認められますが、相対的には未執行部分が主として契約減などによる適正な不用額であるとの感触を得られました。それから三つ目に、当該の当初予算で取り崩しを予定していた財政調整積立基金13億2,000万円が執行されることなく繰り戻されたことは、予算編成の段階において配慮すべき問題はあるにせよ、今後の膨大な財政需要に対応する措置としては評価されるべきであること。四つ目に、市民税及び固定資産税の滞納繰り越し分の徴収率が、この厳しい状況下にあってとはいいながらも、わずかとはいえそれぞれ向上したことは、その任に当たる職員の努力によるものと敬意をあらわすとともに、高く評価するところであります。しかしながら、次の点については、明日の流山のために指摘しておきます。  一つ、決算カードによる単年度収支額がマイナスの3億8,783万8,000円で前年度よりも4,420万1,000円悪化しており、実質収支額においてもマイナスの3億4,200万円からマイナスの3億8,707万2,000円にそれぞれ赤字額が増加していることは、財政フレームでの予定されている大幅な赤字へと突き進む危険性を如実にあらわしていると言えます。今後の財政運営に当たっては、より厳しく慎重であるべきことを指摘申し上げたいと思います。  次に、地域融和施設設計計画に関する予算の執行額が1億6,211万2,000円であり、そのうち1億5,225万円が造成工事請負費で、残りの886万2,000円が設計監理費委託料として執行されていることは、大変大きな問題を招くものであり、ほかにもその他同様の事例を散見されることから、予算書とそれから決算書の調整には一層の慎重さが求められるものであると思います。  三つ目に指摘申し上げますが、当該年度においても、清美園ごみ焼却場のダイオキシン類抑制対策事業としてダイオキシン類の抑制薬剤約205トンを2,957万7,000円で購入し、これを散布し、ダイオキシン規制値を大幅に下回る測定結果を公表しておりますけれども、年間わずか3,000万円程度の経費でダイオキシンが無害化できるとは我々はいまだに信じられないのですが、その後徹底した地質調査であるとか、あるいは健康調査を早急に行うべきであるということ。  それからもう一点、再三再四にわたり我々が要望しております総合教育会館、その後これは名称を生涯学習センターに変更なさったようですが、その建設構想の根本的な見直しについて、いまだ何ら反応もないことは、我々感ずるに余りにも不誠実ではなかろうかと。かつ当面の有効活用さえも検討されていないということは、活用されていないほかの未利用地と同様に、市民から強い指摘を受けてしかるべきであると思いますので、早急にこれは対応すべきであると思います。  などを指摘しまして、依然として厳しい経済情勢の中、今後歳入の一層の確保と、それから歳出の適正かつ効率的な執行、経費の節減、さらに行政の合理化についてはスピード感を持って実行されることを要望しまして、創成会の賛成の討論といたします。 ○横須賀靖議長 これをもって討論を終結します。 △採決 ○横須賀靖議長 これより採決します。  まず、議案第73号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「認定」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立多数であります。よって、議案第73号は原案のとおり認定されました。  暫時休憩いたします。     午後 3時19分休憩     午後 3時52分再開 ○横須賀靖議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 △議案第74号上程 ○横須賀靖議長 日程第3、議案第74号を議題とします。 △提案理由説明 ○横須賀靖議長 提案理由の説明を求めます。井崎市長。     〔井崎市長登壇〕 ◎井崎義治市長 お許しをいただきまして、ただいま上程されました議案1件につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  議案第74号「監査委員の選任について」ですが、本案は識見を有する者のうちから選任した監査委員、菅生正氏が平成15年6月30日をもって退職したことに伴い、その後任として石井茂雄氏を選任するに当たり、議会の同意を賜りたく提案するものです。  同氏の経歴については、お手元の経歴書のとおりですが、昭和52年3月、一橋大学商学部を卒業された後、監査法人西方会計事務所に勤務され、昭和63年3月に独立し、石井公認会計事務所を開設され、現在に至っております。同氏の豊富な経験とすぐれた識見は、市の財務に関する事務の執行及び市の経営に係る事業の管理を監査するに当たり適任であると考えておりますので、同氏の監査委員の選任につきまして、よろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願い申し上げます。  以上をもちまして、提案理由の説明を終わります。 ○横須賀靖議長 以上で提案理由の説明は終わりました。 △正規の手続省略 ○横須賀靖議長 ただいま議題となっております議案第74号は、正規の手続を省略し、無記名投票により直ちに採決したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、議案第74号は正規の手続を省略し、無記名投票により直ちに採決することに決定しました。 △採決 ○横須賀靖議長 これより採決します。  議案第74号「監査委員の選任について」を採決します。  この採決は、無記名投票をもって行います。  念のため申し上げます。本案を可とする議員は「賛成」と、否とする議員は「反対」と記載の上、点呼に応じて順次投票願います。  なお、投票中賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は会議規則第73条の規定により「否」とみなします。  議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ○横須賀靖議長 ただいまの出席議員32名で、この投票における投票議員は31名であります。  投票用紙を配付します。     〔投票用紙配付〕 ○横須賀靖議長 投票用紙の配付漏れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めます。     〔投票箱点検〕 ○横須賀靖議長 異状なしと認めます。  点呼に応じて順次投票願います。  点呼を命じます。     〔氏名点呼〕     〔各議員投票〕 ○横須賀靖議長 投票漏れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 投票漏れなしと認めます。  投票を終了します。  議場の閉鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 ○横須賀靖議長 開票を行います。  会議規則第31条第2項の規定により、立会人に前田祥三議員、北村佳代子議員、菅沼樹夫議員を指名します。よって、3人の立ち会いをお願いいたします。     〔投票点検〕 ○横須賀靖議長 投票結果を報告します。     投票数   31票  これは、先ほどの投票議員数に符合しています。  そのうち     賛 成   26票     反 対   5票  うち     白 票   5票  以上のとおりであります。よって、議案第74号はこれに同意することに決定いたしました。 △会議時間の延長 ○横須賀靖議長 本日の会議は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。 △日程の追加 ○横須賀靖議長 お諮りします。  本日、高野とも議員、馬場征興議員並びに日下部信雄議員からそれぞれ緊急質問の通告がありました。各議員の緊急質問に同意の上、日程に追加し、発言を許すことに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、高野とも議員、馬場征興議員並びに日下部信雄議員の各議員の緊急質問に同意の上、日程に追加し、発言を許すことに決定しました。  なお、日程第4以降は順次繰り下げますので、御了承願います。 △緊急質問 ○横須賀靖議長 日程第4、緊急質問を行います。  初めに、24番高野とも議員。     〔24番高野とも議員登壇〕 ◆24番(高野とも議員) 日本共産党を代表いたしまして、新ごみ焼却場建設にかかわる疑惑問題について市長に緊急質問を行います。  9月19日に新聞報道され、その後テレビなどでも取り上げられた流山市の新ごみ焼却場にかかわる荏原製作所の3億円裏金疑惑は、多くの市民から驚きと、流山の恥だ、税金を何だと思っているのかという怒りの声が寄せられております。この問題で、市長は疑惑が明らかになれば断固とした対応をすると表明し、24日には荏原製作所と佐藤工業を呼んで事情聴取を行ったとの報告がありました。  日本共産党は、この新ごみ焼却場建設計画について、常磐新線巨大開発の受け皿であり、将来人口も将来ごみ量も過大な予測のもとで立てられていること、プラスチックも含め何でも燃やす計画で、分別、資源化の徹底という流れに反すること、北千葉浄水場や東葛病院、優良農地など周辺の環境を考慮していないこと、財政負担が膨大になること、住民合意が得られていないことなどの理由から、白紙撤回や根本見直しを求めてまいりました。  2001年8月の臨時議会でも、2度にわたる指名業者の変更や談合情報、右翼の異常な街宣活動など、異常事態の中での入札は不透明であると指摘し、契約に反対しました。また、この間の「荏原製作所2億円所得隠し。談合費用を経費処理」という新聞報道や、マスコミ各社の取材合戦という状況を受けて、この9月でも一般質問で市長の見解を問い、談合が明らかになった場合の契約解除を含む不正、腐敗の解明を求めてまいりました。さらに、22日には市長に対して真相究明と工事中止を求める要望書を提出し、議会としても真相を明らかにするために、地方自治法に位置づけられている100条調査委員会の設置を求めてきました。  その立場から、以下の2点について市長に質問いたします。第1に、24日の荏原製作所と佐藤工業に対する事情聴取を含め、この間どのような調査をし、現在までにどのようなことを明らかにさせてきたのでしょうか。全国で繰り返されてきた同様の事件の多くが、いわゆる政、官、財の癒着による不正事件ですので、2社以外の調査も含めて行ってきたのかどうかお答えください。また、今後どのように真相究明のための手だてをとっていくのかもお答えください。  第2に、疑惑が持たれた以上、このまま工事を今までどおり進めていいのかという問題です。新ごみ焼却場関連事業は、約168億円もの税金を投入する大規模な公共事業です。市民の大切な税金を使う以上、一点の曇りも許されません。真相が明らかになるまで工事を一たん中止すること、10月からの無負荷運転、12月からの負荷運転など、来年4月の焼却場稼働に向けた準備作業は行わないことが市民に対する姿勢であると考えますが、どうかお答えください。また、市長は先の決算委員会の我が党の同様の質問に対して、新たな事実が明らかにならない限り工事は予定どおり進めると答弁されましたが、この新たな事実とはどんな場合のことなのか、具体的にお答えください。  流山市は、かつて20年ほど前に中学校の工事請負契約にかかわる不正事件で大きく揺れました。このとき、当時の助役が受け取ったとされる礼金は数百万円規模のものでしたが、今回の疑惑は3億円と、比べ物にならないほどの大きなものです。日本共産党は、行政をチェックすべき議会の一員として、引き続き100条委員会の設置を求め、一日も早い真相究明のために全力を尽くす決意を述べて質問を終わります。 ○横須賀靖議長 当局の答弁を求めます。井崎市長。     〔井崎市長登壇〕 ◎井崎義治市長 高野議員の緊急質問についてお答えいたします。  今回の問題に対する基本方針については、既に流山市のホームページを通じ掲載させていただきましたが、一日も早く真相が解明されるよう、捜査当局に対し全面的に協力をいたしておりますし、今後も協力してまいります。また、市としてはでき得る調査を速やかに実施し、その状況を逐次市民、議会に対し報告と御説明をしてまいります。  この基本方針に基づき、市として対応しております経過を申し上げますと、まず株式会社荏原製作所に対する調査については19日及び24日に実施し、24日には文書による回答を受理しました。また、佐藤工業株式会社に対する調査については24日に実施し、今回の報道に対する考えを確認したところです。  現在までの2社からの事情聴取の結果を申し上げます。株式会社荏原製作所では、営業本部、環境システム営業統括、副統括、古賀氏を初めほか3名から聴取し、以下の3点の報告を受けました。第1点目に、社内調査においても新聞報道を裏づける事実関係はなく、全くの事実無根であると強く主張されました。第2点目、右翼団体に関与しているかの記事についても、当社では一切関与していない。第3点目、土木建築工事を佐藤工業に発注しているのは事実である。  また、佐藤工業株式会社からの聴取では、常務執行役員、建築営業統括、藤田氏を初めほか3名から聴取をしまして、以下の4点の報告を受けました。第1点目。捜査当局から参考人として調査協力を要請されているが、被疑者ということではない。第2点目、裏金等金額については、当局からコメントしないように言われている。第3点目、使途不明金、使途秘匿金があることは事実で、その3億円が荏原製作所に流れたか否かは不明。捜査中ということで口どめされている。第4点目、朝日新聞社の報道にあった佐藤工業の財務部長のコメントについては、財務担当者が取材を受けてはおらず、その記事は事実無根である。また、捜査当局等の状況を踏まえ、さらなる調査を実施していくとのことでした。  以上のような状況でありますが、市としましては、この回答にそのまま満足しているわけではなく、この回答に今後も捜査の進展をにらみながら、さらなるヒアリングや文書回答を求めてまいります。  最後に、今後の対応についてですが、真相究明のため、捜査当局に対し今までどおり全面的に協力してまいります。また、市における事実関係を明確にし、市民に説明する意味から、当時の市担当者から事情を再確認したところです。  次に、2の質問ですが、乾議員の一般質問にお答えしたとおり、契約事項に違反しているか否か判明していない現段階では、稼働に向けた準備作業を中止することは考えておりません。また、今以上の事実とは何かでございますが、さきにお答えしたとおり、株式会社荏原製作所との請負契約における契約事項に違反する事実が判明する段階と考えております。 ○横須賀靖議長 次に、29番馬場征興議員。     〔29番馬場征興議員登壇〕 ◆29番(馬場征興議員) まず初めに、各議員に私が今回緊急質問をさせていただくことをお願い申し上げましたところ、お認めいただきましてありがとうございます。まず、御礼申し上げます。  それでは、創成会を代表しまして緊急質問をいたします。去る9月19日の本市のごみ処理施設整備事業に絡む新聞報道が流山市民に大変大きな衝撃を与えたことは、私どもへの反響の大きさからもうかがい知ることができます。既にリサイクルプラザがオープンし、不十分な点はあるにせよ、市民の利用に供されており、またごみ焼却施設も試験運転に入る段階にある現在、執行部におかれては、市長を先頭に厳しく真相究明に当たっておられることとは存じますが、まさに青天のへきれきとの感は否めません。  そこで、私ども創成会は、会派の名称は変わっておりますものの、ごみ処理施設整備事業に関連しましては厳しく対応してまいったところでございます。いまだ一部の新聞報道に接したのみであるばかりですから、流山市の直接的な関与の程度も定かではなく、ましてや司直の手によって調査が進められている状況にあっては不用意な発言は慎まなければなりませんが、新廃棄物処理施設整備事業の計画策定段階から、その矛盾や不合理制、地域住民対策の不都合、地権者への背信、環境アセスメントの客観性の欠如、そして流山バージョンと言われるダイオキシン抑制剤の回帰性、さらには清美園用地のずさんな管理などなど多くを指摘してまいり、その改善を求めてまいりました。そして、あえて平成11年度の予算には反対の意思表示をし、平成12年度及び平成13年度の予算については、ごみ処理施設設備事業関連予算を除く修正予算の提出も行ってまいりました。当然のこととして、平成13年第1回臨時会における新ごみ処理施設関連用地としての財産の取得に関する議案及び関連予算はもとより、同年の第3回臨時会における(仮称)リサイクルセンター及びごみ焼却施設建設工事及び同用地造成工事請負契約の締結、議案並びに地域融和施設用地としての財産の取得に関連する議案にも一貫して反対の意思表示をしてまいりました。  以上申し上げました状況から、最初から新ごみ処理施設整備事業ありきであったのではないかなという疑問が一向にぬぐい去ることができないまま今日に至ったわけでございます。議会制民主主義のルールに従って、可決された議案に対しては、その投資効果を監視する立場を堅持するといたしてはおりますものの、よもやこのような報道に接するとは思いもよらなかったところでございます。改めてプラスチック類の破砕機の導入がなぜ急遽新ごみ焼却場建設になったのか、なぜ3分割方式が2分割方式になったのか、また義務でもないのになぜ1億円も投入して全く客観性のない環境アセスメントを行ったのかなどなどの疑問が思い起こされるわけでございます。今日まで私どもが納得できる明快な答弁をいただいた記憶も記録もございません。  そこで、今回の新聞報道の遠因といいますか、遠い原因がこれらの疑問に隠されているのではないかなという思いを新たにしております。最初から新ごみ処理施設整備事業ありきであったのではないのかという点について、今回急遽お尋ねをすることにしたわけでございます。どうぞ明快な御答弁を期待しております。  以上でございます。 ○横須賀靖議長 当局の答弁を求めます。井崎市長。     〔井崎市長登壇〕 ◎井崎義治市長 馬場議員の御質問にお答えいたします。  初めに、馬場議員の御質問の背景にある問題意識は私も共有するものです。また、これまでごみ焼却場の建設の経緯については馬場議員におきましても十分に御承知のことと存じますが、私自身の立場としては、ごみ焼却場に絡みこのような問題が報じられることは極めて遺憾であります。そこで、現在捜査当局に全面的に協力して、真相の究明に全力を挙げている段階であります。したがいまして、新聞報道の遠因としてどのようなことが考えられるのかについては、今後の事態の推移の中で明らかになっていくものと考えております。 ○横須賀靖議長 31番日下部信雄議員。     〔31番日下部信雄議員登壇〕 ◆31番(日下部信雄議員) 新しいごみ焼却場建設にかかわることなのですけれども、私の質問の中身はかなり違います。今のお2人の質問と答弁で、あれはあれでしようがないだろうなと、現段階では私は思っております。これ以上答えようがないだろうなと私は思いますが、それはともかくとしまして、私の方の今日の質問は、随時監査、工事監査の報告書に基づいて質問をさせていただきます。  これについては、議運のところでもこれがなぜ緊急質問なのかという質問もありましたけれども、緊急性があるかないかというところがこの緊急質問のやるかやらないかの問題でありますけれども、この随時監査の報告書というのを私たちが見たのは一般質問の通告の締め切りの後でございました。そういう意味で御了承をいただきました。緊急という名前が値するかどうかはわかりませんが、ただ7月15日現在にこの工事監査は行われている。そして、既に今議会でも説明されておりますように、10月に入りますと試験運転が始まり、12月に入りますと負荷運転、つまりごみを実際に投入しての運転が始まるということになりますと、事実上、昨日でしたか、この間の全員協議会的な勉強会の場でも約90%近く既に工事はでき上がりつつあるというところでありますから、12月議会で聞いたのでは、とき既に遅しという形、今でもとき既に遅しなのかもしれませんけれども、この機会を外してはまずいだろうというのが私たちの問題意識であります。  それで、皆さんのお手元にも配られました工事監査、監査対象工事名は流山市リサイクルプラザ建設及び流山市ごみ焼却施設建設のうちごみ焼却施設というふうになっています。そして、私もかつて監査委員をやったことがありますけれども、工事監査というのはさすがに大体技術士の方がやるわけですけれども、かなり厳しい指摘がなされることが多くあります。対応に担当者が、やや大げさな表現をすれば、多少おろおろするという場面も散見されます。今回もずっと読んできましたところ、やはり幾つか気になる点であるとか、特に気になる点とかというような形で指摘がされています。そういう点について、これはもちろん全体から見ればごく一部の話なのでありましょうけれども、さすがに専門家であります。きちんと見ているというふうに思います。その指摘された点について、何点かについてお尋ねをさせていただきたいと思います。  例えばこの報告書の5ページにはごみ焼却施設建築工事特記仕様書というのがありまして、その中に係員の定義というのがあるのですが、簡単に言ってしまうと、どのように指摘されているかといいますと、請負工事の適正な履行を確保するために市長から任命されたはずの監督員の役割が監督される立場となる請負者である荏原製作所担当職員となっていると。監督する側が監督される側と同じ社員の人間であるというような仕様書になっていたというような指摘がされています。これは、実態はどうやらそうではなさそうのでありますけれども、こういう仕様書とか設計書とかというのは、本当はきちんとそれに基づいて行うというのが趣旨でありますから、逆にこう書いてあるならこのようにやらねばならないという話になるわけで、このようにやっていると自分が自分を監督するというおかしな結果になってしまうという指摘だと思います。そういうような指摘がありました。聞いてみますと、実際にはそうなっていないからというようなお話もちょっと聞きましたけれども、そういうような指摘でありますから、ある意味では仕様書だとか設計書そのものに若干の手抜かりがあったのかなという感じがしないではありません。  それから、今のはある意味では仕様書という文書の表現の問題でありますけれども、具体的にこういう指摘もあります。10ページになりますけれども、また工事監理を実施するにおいては、建設現場における気象予想である最高最低温度を確認することは、レディーミクストコンクリート打設時対策や養生期間の対処方法、さらに型枠の存置期間を確保する等の品質管理に必要なこととされている。しかしながら、今年1月の調査時に最高最低温度計の設置とその記録を指示しておいたが、同温度計の設置も工事監理日報への同温度の記録もされていなかったというような指摘があります。もちろん私も専門家ではありませんので、これがどれだけの重さを持つかということはわかりませんけれども、やらねばならないことをやっていなかったという指摘であります。  それから、13ページになりますけれども、一番下、①というのがあります。床スラブのはつりについてというところであります。そのはつり箇所を調査したところ、溶接金網の一部と思われる鉄筋がむき出しになっており、さびが発生している箇所が見受けられた。簡単に言いますと、要するに注意が必要であろうというような指摘がされています。こういう実際の工事が、さびぐらいとはいえ、実際にはそこから劣化して全体の構造物に大きな影響を与える危険性だって決してないとは言えないということから、多分これは指摘されているのだろうというふうに思います。この辺のところはどういうふうに改善されたのかということであります。  さらに、それに続きまして、②、ハンドホールの浸水についてということであります。これは、電気用ハンドホールが設置されていたと。このハンドホールのふたをあけたところ、深さ約10ないし20センチの留水が見受けられた。ハンドホールのふたは本来密閉型であり、ふたからの雨水等の浸水は考えられないものである。ハンドホール側塊と電線管の接続部分から浸水したのか、底塊の水抜き穴から地下水の上昇により浸水したのか、いろいろ理由が考えられるが、早急に対策を考え、浸水を防ぐような施工を実施すべきと思われた。つまり、電気にかかわるところで、そこに水がたまっていたというのは、素人でも余りこれは好ましいことであるわけがないなという感じがいたしました。その辺のところは一体どうなっているのだという感じが正直いたしました。  それから、14ページに入りますけれども、14ページのやはり一番下のところで、(1)、加工済み鉄骨材の置き方についてということでありますけれども、この鉄骨材がどういうふうに置かれているのかというような指摘があります。それらの鉄骨材には雨よけのシートもかけられておらず、前日の降雨に直接さらされた状態で放置されていた。さらに、その中で端に置かれている鉄骨材はまくら木もあてがわれていないどころか、水たまりの中に半分つかった状態のものも見受けられた。材料検査を経て現場に搬入された鉄骨材については、風雨にさらされたり直接水や地面に接しないように保護、養生をする必要があるので、十分な注意が必要であろうと。これは、当然の指摘であるというふうに私は思います。  そういうような指摘があって、とりあえず私が何となく重そうだなというところを拾い読みをさせていただきましたけれども、当然これはその後改善がされているはずでありますけれども、こういう原因と、ほかの工事、ここでたまたま技術士さんがごらんになった7月15日以外のときにも果たして大丈夫だったのかなという余計な心配をしてみたくなってしまう。ただ、工事の現場というのはそんな面倒くさいことやってられないよみたいな感じも実際にはあるのかもしれない。しかし、やはり仕様書だとか設計書等がきちんとある以上は、それに基づいて作業が進められなければならないということはまた申すまでもないだろうと思います。そういう意味で、先ほど申し上げたように、約90%完成している状況でありますけれども、きちんと工事の進め方について指導、監督を進めていただかなければならないという視点でこの質問をさせていただきました。よろしく御答弁をいただきたいと思います。 ○横須賀靖議長 当局の答弁を求めます。飯田経済環境部長。     〔飯田経済環境部長登壇〕 ◎飯田信義経済環境部長 私から新ごみ焼却場建設工事の工事監査の指摘事項について、本年7月15日に執行された工事監査において指摘された点についてどのような改善をしたかについて御答弁を申し上げます。  今回は、流山市リサイクルプラザ建設及び流山市ごみ焼却施設建設工事のうちごみ焼却施設について、地方自治法第199条第5項に基づきまして工事監査が行われたものでございます。予算執行及び事務処理の状況につきましては概ね良好であると認められておりますが、工事図書調査に関する指摘が6点、それから工事現場調査に関する指摘が8点、合わせて14点ほどの指摘をいただいているところでございます。この中で特に気になった事項を何点かについて御報告申し上げます。  まず、工事図書調査に関する指摘では本工事の監督員及び工事監理についての2点でございます。御指摘の内容は、性能発注方式という契約の中で、契約後の平成14年5月に荏原製作所が作成しまして、承認された実施設計図書中の建設工事特記仕様書について、監督員及び工事監理の定義が監督される立場の請負者の担当職員となっているというものでございました。工事請負契約書には監督員についての規定があり、公共工事の監督員は自治体の職員しか担えない職務であり、この特記仕様書の記述に誤りがありました。監督員の業務は、契約内容の適正な履行を確保するために、請負者に対しまして指示、承諾、協議、検査、確認等の監督業務を行うものでありまして、重要な業務を担っております。また、この特記仕様書は国土交通省大臣官房官庁営繕部監修の建築工事共通仕様書等で仕様が定まっていないものについて特別に列記したもので、実施設計図の一部として重要な図書となっているところでございます。そこで、誤りのあったこの特記仕様書の記述につきましては、工事請負契約書どおり市の工事担当者が監督員であり、工事監理も行うと判断できるように訂正したところでございます。  次に、現場での施工状況における調査では、床スラブのコンクリート打設後に間仕切り壁設置後、建具取りつけに伴いまして、床スラブの一部がはつられて鉄筋が露出し、さびが発生したというものでございました。指摘された内容につきましては、さび落としをし、はつり部分はモルタルで穴埋めし、適切な処理を行っておりますが、御指摘のコンクリート打設後のはつり行為につきましては本来好ましい行為ではないことから、今後このような施工が行われないよう工事監理に十分留意してまいりたいと思います。  次に、ごみ焼却施設とリサイクルプラザ工場棟との間の電気配線点検用及び分岐用の升であるハンドホール内に雨水が滞水していたというものでございました。そこで、現地のすべてのハンドホールについて調査を行い、数カ所のハンドホールで雨水が滞水しているのを確認させました。これまでに漏電等の電気系統のトラブルは生じておりませんが、好ましい状況でないことは確かでございます。監査後、ハンドホールの中の雨水をくみ上げまして、ハンドホール内に雨水が浸水した原因を調査いたしました。原因として考えられますのは、ごみ焼却棟への電気配線が完了していないために、地中に埋設されている電気配線の保護管の末端から雨水が浸入したなどが挙げられます。現在浸水した原因につきまして対策措置を行っておりますが、工事完了までにはごみ焼却施設に影響が出ないよう措置することとしております。  最後に、現場監理状況の調査では、材料検査を経て現場に搬入された鉄骨材が前日の降雨に直接さらされた状態で野積みされ、さらにその中で端に置かれた鉄骨材の一部にまくら木もなく、水たまりの中に半分つかっていた状態のものがあったというものでございました。指摘されました鉄骨材につきましては、工事監理の3日前に現場に搬入されたものであり、順次設置をしていたものです。御指摘の内容につきましては、建物の構造、耐力等の品質に影響を与えるものであることから、監査後直ちに鉄骨材の点検を実施し、あわせて材料の保管時に雨水による影響や変形が生じないよう保護、養生をしたところでございます。点検の結果、問題となるようなさびや傷、変形等がなかったことから、設置後さびどめ塗装と仕上げ塗装を行ったところを確認してございます。  そのほかの項目の御指摘につきましても、早速是正、改善を行ったところでございます。今後は、同様な指摘を受けないよう、さらに工事の適正な執行に努めてまいりますので、今後とも事業への御理解のほどをよろしくお願い申し上げます。 ○横須賀靖議長 以上をもって緊急質問を終結します。 △選挙管理委員会委員の選挙 ○横須賀靖議長 日程第5、選挙管理委員会の委員の選挙を議題とします。  選挙管理委員会委員の選挙については、地方自治法第118条第2項の規定により4名の委員を選出することとなります。この選挙の方法については、指名推選の方法で行いたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、この選挙の方法は指名推選の方法で行うことに決定しました。  お諮りします。指名推選の方法については、議長において指名したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、指名推選の方法は議長において指名することに決定いたしました。  選挙管理委員会委員に山際孝子氏、中山文男氏、林健二氏、池田隆吉氏、以上4名を議長において指名します。  お諮りいたします。ただいま指名した4名を選挙管理委員会委員の当選人と定めることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、ただいま指名した山際孝子氏、中山文男氏、林健二氏、池田隆吉氏が選挙管理委員会委員に当選しました。 △選挙管理委員会委員の補充員の選挙
    ○横須賀靖議長 日程第6、選挙管理委員会委員の補充員の選挙を議題とします。  選挙管理委員会委員の補充員の選挙については、地方自治法第118条第2項の規定により4名の委員を選出することとなります。この選挙の方法については、指名推選の方法で行いたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、この選挙の方法は指名推選の方法で行うことに決定しました。  お諮りします。指名推選の方法については、議長において指名したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、指名推選の方法は議長において指名することに決定しました。  選挙管理委員会の補充員に宮崎静枝氏、三橋清哉氏、山梨美代子氏、員野和子氏、以上4名を議長において指名します。  お諮りします。ただいま指名しました4名を選挙管理委員会委員の補充員の当選人と定めることとし、当選順位はただいま指名した順序にしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、ただいま指名した宮崎静枝氏、三橋清哉氏、山梨美代子氏、員野和子氏が選挙管理委員会委員の補充員に当選しました。また、当選順位はただいま指名した順位と決定しました。 △発議第20号上程 ○横須賀靖議長 日程第7、発議第20号「携帯電話の利便性の向上と料金引下げを求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○横須賀靖議長 提案理由の説明を求めます。30番伊原優議員。     〔30番伊原優議員登壇〕 ◆30番(伊原優議員) 発議第20号「携帯電話の利便性の向上と料金引下げを求める意見書について」は、案文の朗読をもって提案理由にかえさせていただきます。              携帯電話の利便性の向上と料金引下げを求める意見書  携帯電話(PHSを含む)の加入台数は、今年3月に8,000万台を超え、国民の7割以上が携帯電話を持っており、今や国民にとって携帯電話は、日々の生活の中で欠くことのできない重要なアイテムとなっている。  特に20代の若者の所有率は約9割近くにも上ると言われている。爆発的に普及してきた一方で、携帯電話会社のサービスに対し、不満を感じている国民も多い。その一つに、携帯電話の会社を変更すると「携帯電話番号」まで変わってしまうため、他の会社に変更したくても、事実上できないという利用者の声がある。  シンガポールや英国、ドイツ、オランダなど諸外国では、利用者への「サービス重視」の観点から、携帯電話番号を変えずに契約会社を変更できる「番号ポータビリティー(番号持ち運び制度)」の導入が義務化されている。わが国でもこの「番号ポータビリティー」が実現すれば、利用者が事業者を変更しやすくなるため、「事業者間の競争促進」につながり、結果として、利用者への利便性の向上や料金の引下げにつながる可能性が高いとの指摘もある。  本議会において、「携帯電話のさらなる利便性の向上と料金の引下げ」の観点から、下記の3点の諸事項の早期実現を強く要請するものである。記 1 契約先の携帯電話会社を変更しても、従来の番号を利用できる「番号ポータビリティー(番号持ち運  び制度)」を導入すること。 2 「番号ポータビリティー」が導入されるまでの当面の措置として、携帯電話会社を変更した場合でも、  契約変更先の携帯電話番号を通知するサービスを早期導入すること。 3 携帯電話の通話料金をさらに引き下げること。  「利用者へのサービス向上」「より一層の競争促進」の観点から、以上の3項目が実現できるよう政府及び担当省庁は、環境整備を図ること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成15年10月1日  衆議院議長  綿 貫 民 輔 様  参議院議長  倉 田 寛 之 様  内閣総理大臣  小 泉 純一郎 様  財務大臣  谷 垣 禎 一 様  総務大臣  麻 生 太 郎 様                                        千葉県流山市議会  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○横須賀靖議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○横須賀靖議長  これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○横須賀靖議長 ただいま議題となっております発議第20号は、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、発議第20号は委員会の付託を省略することに決しました。 △討論 ○横須賀靖議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結します。 △採決 ○横須賀靖議長 これより発議第20号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立多数であります。よって、発議第20号は原案のとおり可決されました。 △発議第21号上程 ○横須賀靖議長 日程第8、発議第21号「高額療養費の返還(償還)制度の改善を求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○横須賀靖議長 提案理由の説明を求めます。28番田中人実議員。     〔28番田中人実議員登壇〕 ◆28番(田中人実議員) 発議第21号「高額療養費の返還(償還)制度の改善を求める意見書について」は、案文の朗読をもって提案をさせていただきます。            高額療養費の返還(償還)制度の改善を求める意見書  各医療保険制度の財政悪化に対処し、また今後、ますます進展する少子高齢社会においても持続可能な国民皆医療保険制度を維持するために、先に各医療保険法の改正が行われ、医療費の一部負担の3割(健康保険の被保険者本人一部負担金を2割から3割に)への統一及び外来薬剤費一部負担の廃止等の改正が平成15年4月より、また3歳未満乳幼児の一部負担の3割から2割への軽減等の改正が平成14年10月からそれぞれ実施されているところである。  こうした改正に伴って、月々に支払う医療費の一部負担が著しく高額になった場合に、一定額を超えた分が高額医療費として後から返還される自己負担限度額の引き上げが行われたところである。  自己負担限度額の見直しは、国民医療費の増大(平成13年度約31兆円、1人当たり約24万円、対前年比3.2%増)に対応するために、やむを得ない面もあるものの、一部負担が一定額を超えた分が返還される高額医療費制度について、その制度自体が周知徹底されていないことに加え、窓口において一定額を超えた分まで一括して支払い、本人が申請をして後日に超過分を受け取るという現在の仕組み自体がその金額の工面に困難をきたすなど、国民・患者にとっては極めて非効率で不親切な制度となっている。  政府においては、3割負担に統一されたことを契機に、患者の窓口負担の簡易化を図るとともに、医療と介護に係る一部負担の合計額についても、同様の高額医療費制度を設けるべきである。記 1 保険者は、高額療養費に係わる還付額について、対象者に通知を行うようにすること。 2 高額医療費の還付において、受領委任払いの拡大等により、患者の窓口負担の軽減を図ること。 3 医療と介護に係る一部負担の合計が著しく高額になる場合にも、同様の上限額を設ける新しい「医療  ・介護高額療養費制度」を設けること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成15年10月1日  内閣総理大臣  小 泉 純一郎 様  厚生労働大臣  坂 口   力 様千葉県流山市議会  皆さんの全員の御賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○横須賀靖議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○横須賀靖議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △委員会付託省略 ○横須賀靖議長 ただいま議題となっております発議第21号は、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、発議第21号は委員会の付託を省略することに決しました。 △討論 ○横須賀靖議長 これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。2番安西孝之議員。     〔2番安西孝之議員登壇〕 ◆2番(安西孝之議員) 発議第21号「高額療養費の返還(償還)制度の改善を求める意見書について」日本共産党を代表して反対の立場で討論します。  私たち日本共産党は、国でも地方でも昨年10月に実施された老人医療の1割負担導入に反対する運動を大きく広げました。また、お金の切れ目が命の切れ目とならないよう、高齢者高額療養費の負担軽減策を昨年12月議会に続いて今議会一般質問で取り上げてきました。市職員の努力とともに、社会保障推進流山市協議会など市民運動が大きく広がり、流山市での高額医療費支給は総件数7,295件のうち9割が申請するとともに、2回目以降は自動振り込みにするなど、高齢者の負担軽減に取り組んでいます。私たちは、引き続き負担軽減に向けた改善にあらゆる努力を尽くす決意です。  ところで、本意見書は老人医療に高額療養費制度を導入せざるを得なくなった原因である医療費負担増について、自己負担限度額の見直しは国民医療費の増大に対応するためやむを得ないとしています。窓口負担が一挙に10倍にもなったケースを初め、ぐあいが悪くても病院に行かれないと全国で受診抑制が報告され、国民の健康悪化が心配される状況、また全国医師会など幅広い国民的運動が広がり、全国で医療改悪反対の署名が3,000万筆も集まったことをどう受けとめているのでしょうか。高額療養費の返還制度の改善を求めることで国民的批判を逃れ、自ら進めた国民負担増にはふたをすることは許されません。医療改悪こそやめて、高額な療養費を心配しなくても病院に受診できる環境づくりこそ進めるべきではないでしょうか。  以上の理由から、発議第21号「高額療養費の返還(償還)制度の改善を求める意見書について」の反対討論を終わります。 ○横須賀靖議長 これをもって討論を終結します。 △採決 ○横須賀靖議長 これより発議第21号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立少数であります。よって、発議第21号は否決されました。 △発議第22号上程 ○横須賀靖議長 日程第9、発議第22号「犯罪防止のための治安対策の強化を求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○横須賀靖議長 提案理由の説明を求めます。23番秋間高義議員。     〔23番秋間高義議員登壇〕 ◆23番(秋間高義議員) 発議第22号「犯罪防止のための治安対策の強化を求める意見書について」は、案文の朗読をもって提案理由にかえさせていただきます。             犯罪防止のための治安対策の強化を求める意見書  わが国の犯罪情勢は、平成13年全国で発生した刑法犯は、276万5,612件と戦後最高を記録し、過去10年間で約100万件の増加となっており、とりわけ刑法犯の9割近くを占める窃盗犯の増加が著しい。また、過去10年間で路上窃盗及びひったくりの件数はそれぞれ4.5倍、3.6倍に増加するなど、路上犯罪の大幅な増加が目立っている。また、来日外国人による凶悪犯や組織的窃盗事件が増加し、来日外国人犯罪の全国への拡散化傾向がうかがわれるとともに、少年非行の凶悪化、粗暴化が進み、ひったくりの総検挙数に占める少年の割合は7割を超えるなど、少年非行も深刻化している。  治安の維持は、国民にとって最大の社会福祉である。最早、犯罪が凶悪化、多様化、国際化する今日の危機的状況を放置することはできない。  したがって、政府は、治安の回復をめざし、内閣が一体となって下記の諸対策を速やかに実施するよう強く要求するものである。                       記 1 来日外国人及び暴力団等による組織犯罪対策への取組みをさらに強化すること。銃器を使用した凶悪  犯罪や薬物組織犯罪への対策も強化すること。 2 警察官を増員し、人口に比して警察官の少ない地域へ重点配分するとともに、警察官OB等の活用や  交通警察の一部民間化により交番・駐在所の整備充実を期すこと。 3 警備業者等を活用し地域パトロール等を強化したり、防犯効果の大きい地域コミュニケーション形成  についての国民の意識啓発を進めること。 4 留置場・拘置所など治安関係施設の整備拡充を図ること。 5 犯罪防止の立場から毅然たる入国管理体制を確立すること。 6 青少年の健全育成のための推進とあわせ、軽微な少年犯罪の放置が犯罪の増発・凶悪化に発展する傾  向性を重視し、少年非行防止、薬物乱用防止対策、暴走族対策等を強化すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成15年10月1日  内閣総理大臣      小 泉 純一郎 様  国家公安委員会委員長  小 野 清 子 様千葉県流山市議会  議員の皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○横須賀靖議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○横須賀靖議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○横須賀靖議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第22号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、発議第22号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○横須賀靖議長 これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。11番小田桐仙議員。     〔11番小田桐仙議員登壇〕 ◆11番(小田桐仙議員) 発議第22号「犯罪防止のための治安対策の強化を求める意見書について」は、日本共産党を代表して反対の立場で討論します。  本意見書のとおり、凶悪な犯罪が多発し、多くの国民が、治安をよくしてほしい、犯罪から家族や子供、生活を守りたいとの願いを強くしています。警察白書によりますと、一般刑法犯の認知件数は1987年の150万件余から2001年は270万件余と約1.7倍にもなっています。一方で、検挙率は64.1%から19.8%へと3分の1以下に激減しています。国民的願いにこたえるために、何よりもまず専門の警察力を高めることはだれの目にも明らかではないでしょうか。  本来警察は、国民の命や身体及び財産の保管を行うため、一定の権限を持って犯罪の捜査、犯人の逮捕を行うと同時に、国民の基本的人権を守る義務を持っています。しかし、本意見書では警察の強化以外に警察官OBや民間の警備業者による治安の回復を求めています。警察官OBや民間警備業者は、犯罪のパトロールはできたとしても、国民の基本的人権を尊重する義務はありません。安全のためなら憲法で保障する権利は制限されていいのか。これが本当に住民が願う社会の平和だと言えるのでしょうか。私たちは、住民同士が監視し合い、住みやすい地域社会がこれではできるとは思えません。  よって、発議第22号「犯罪防止のための治安対策の強化を求める意見書について」は反対といたします。 ○横須賀靖議長 これをもって討論を終結します。 △採決 ○横須賀靖議長 これより発議第22号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立多数であります。よって、発議第22号は原案のとおり可決されました。 △発議第23号上程 ○横須賀靖議長 日程第10、発議第23号「日米地位協定の抜本的改正を求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○横須賀靖議長 提案理由の説明を求めます。8番菅沼樹夫議員。     〔8番菅沼樹夫議員登壇〕 ◆8番(菅沼樹夫議員) 発議第23号「日米地位協定の抜本的改正を求める意見書について」は、案文の朗読をもって提案理由とさせていただきます。              日米地位協定の抜本的改正を求める意見書  日本には、「日米安保条約(日本とアメリカ合衆国との相互協力及び安全保障条約)」に基づいて、米国軍隊が長期にわたって駐留を続けている。これら米軍基地の多くは住居地区に隣接して存在し、航空機騒音、実弾演習にともなう被弾、山火事や赤土流出などの自然破壊、油や汚水の流出、米軍人・軍属による事故・暴力事件の多発などの「基地問題」を引き起こし、基地周辺住民の生活に多大な影響を及ぼしてきた。  特に沖縄県においては、国土のわずか0.6%に過ぎない狭い土地に、全国の米軍専用施設の75%(面積)が集中し、沖縄本島の20%近くが米軍基地によって占められるなど、県民は過重な負担を強いられている。米軍人等による事件が起きるたびに住民の不安と怒りは高まり、基地被害の根絶と基地の整理・縮小を求める声が強まってきたところである。  基地の存在に起因するこれらの問題から、基地周辺住民の生命・財産を守るためには、中長期的な米軍基地の整理・縮小に加え、米軍による基地の運用のあり方や米軍人・軍属の法的地位を規定している「日米地位協定(日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第6条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定)」を早期にかつ抜本的に改正することがぜひとも必要である。  本議会は、米軍基地がもたらす諸問題から、住民の生命・財産と基本的人権を守る立場に立ち、政府の主張する現行日米地位協定の「運用の改善」ではなく、協定の全条項にわたる見直しを行い、抜本的な改正を行うことを強く要望するものである。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成15年10月1日  衆議院議長   綿 貫 民 輔 様  参議院議長   倉 田 寛 之 様  内閣総理大臣  小 泉 純一郎 様  外務大臣    川 口 順 子 様千葉県流山市議会  皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。 ○横須賀靖議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○横須賀靖議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △委員会付託省略 ○横須賀靖議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第23号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、発議第23号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○横須賀靖議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結いたします。 △採決 ○横須賀靖議長 これより発議第23号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立少数であります。よって、発議第23号は否決されました。 △発議第24号上程 ○横須賀靖議長 日程第11、発議第24号「市町村への県補助事業の継続を求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○横須賀靖議長 提案理由の説明を求めます。11番小田桐仙議員。     〔11番小田桐仙議員登壇〕 ◆11番(小田桐仙議員) 発議第24号「市町村への県補助事業の継続を求める意見書について」は、案文の朗読をもって提案理由とさせていただきます。市町村への県補助事業の継続を求める意見書  現下の地方財政は、長引く景気の低迷により危機的な状況が続く一方、地方分権の推進等により市町村の果たす役割はますます重要なものとなってきている。  しかし、このような状況の中で、千葉県は、平成15年度予算において、市町村に対する大幅な補助金等の削減を行った。財源不足が続く中で、このような補助金等の削減は、各市町村にとって、今後の行財政運営に深刻な影響をおよぼしかねない。  よって、県においては、住民福祉の低下を招くことがないよう事業の継続性を勘案し、適正な予算の確保について配慮されるよう強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  2003年10月1日  千葉県知事  堂 本 暁 子 様                                        千葉県流山市議会  市財政のことを考え、健全化を願う議員各位の皆さんの御協力、お願いをいたします。 ○横須賀靖議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○横須賀靖議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○横須賀靖議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第24号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、発議第24号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○横須賀靖議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結します。 △採決 ○横須賀靖議長 これより発議第24号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立多数であります。よって、発議第24号は原案のとおり可決されました。 △発議第25号上程 ○横須賀靖議長 日程第12、発議第25号「成田空港軍事利用について反対表明を求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○横須賀靖議長 提案理由の説明を求めます。24番高野とも議員。     〔24番高野とも議員登壇〕
    ◆24番(高野とも議員) 発議第25号「成田空港軍事利用について反対表明を求める意見書について」は、案文を朗読いたしまして、提案理由とかえさせていただきます。            成田空港軍事利用について反対表明を求める意見書  アメリカが引き起こす戦争に国民を罰則付きで強制動員するなど、憲法の民主主義と人権の理念に反する法律である「有事関連3法」が、多くの国民の反対を押し切って成立した。  この法律によって、成田空港はいわゆる「指定公共機関」として、いやおうなしに戦争にくみこまれてしまう。しかし、1972年に国・県・公団による住民への厳粛な約束事として「成田空港は軍事利用しない」と文書で協定されている。  堂本知事は、県議会で「今後とも軍事利用はないものと認識している」と言いつつ、協定について「30年も昔のことであり、今は世界の情勢も空港をめぐる情勢も変わった」と発言し、最後まで軍事利用はさせないとの明言を避けた。これは沼田前知事が99年に「絶対に軍事利用させない」と本会議で答弁したことと比べても、重大な発言と言わなければならない。  堂本知事におかれては、県民の命と安全を守る立場から「成田空港を軍事利用させない」ことを決意し、表明するよう強く求めるものである。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  2003年10月1日  千葉県知事  堂 本 暁 子 様                                        千葉県流山市議会  良識ある皆さんの御賛同をお願いいたします。 ○横須賀靖議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○横須賀靖議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○横須賀靖議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第25号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、発議第25号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○横須賀靖議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結します。 △採決 ○横須賀靖議長 これより発議第25号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立少数であります。よって、発議第25号は否決されました。 △発議第26号上程 ○横須賀靖議長 日程第13、発議第26号「青年の雇用対策を求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○横須賀靖議長 提案理由の説明を求めます。2番安西孝之議員。     〔2番安西孝之議員登壇〕 ◆2番(安西孝之議員) 発議第26号「青年の雇用対策を求める意見書について」は、案文の朗読をもって提案理由とします。                 青年の雇用対策を求める意見書  いま、青年は、10人に1人が仕事につくことができない。収入も地位も不安定なフリーターが417万人にものぼっている。定職につけず「自分は社会に必要とされていないのでは。人間として否定された気持ちになる」と思う青年も少なくない。  青年が夢と希望をもてるような政策を進めることこそ、政府の責任である。よって、以下の項目を政府が取り組むよう要望する。 1 国は青年の仕事を減らし続ける大企業に、雇用を守り、ふやすよう、監督、指導の徹底を図ること。 2 職業紹介と職業訓練を抜本的に充実し、生活保障つきの職業訓練、奨学金の返還免除を実現して、安  心して仕事探しができるように、サポートを図ること。 3 国は、会社が正社員を募集するときには、その会社で働いている派遣やアルバイトから優先的に採用  する制度を整えること。 4 会社訪問の解禁日など、学業と両立できる就職活動のルールをつくること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  2003年10月1日  内閣総理大臣  小 泉 純一郎 様  厚生労働大臣  坂 口   力 様千葉県流山市議会  議員の皆様の御協力をお願いします。 ○横須賀靖議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○横須賀靖議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○横須賀靖議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第26号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、発議第26号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○横須賀靖議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結します。 △採決 ○横須賀靖議長 これより発議第26号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立少数であります。よって、発議第26号は否決されました。 △発議第27号上程 ○横須賀靖議長 日程第14、発議第27号「難病対策の拡充・強化を求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○横須賀靖議長 提案理由の説明を求めます。11番小田桐仙議員。     〔11番小田桐仙議員登壇〕 ◆11番(小田桐仙議員) 発議第27号「難病対策の拡充・強化を求める意見書について」は、案文の朗読をもって提案理由とさせていただきます。難病対策の拡充・強化を求める意見書  難病の医療費自己負担が10月から変更される。この制度「改正」により、現行一律定額の自己負担限度額が、患者家族の生計中心者の所得によって7段階に区分されることになる。東京都の試算では、年収604万円(都内労働者平均収入)の世帯の場合、妻が患者だと、自己負担限度額は外来で月2,000円が9,350円と4.7倍にもなり、入院は1万4,000円が1万8,700円と1.3倍となる。  病気や生活の苦しみに耐えている患者や家族に、さらなる経済的負担を押しつけるのではなく、患者や家族の社会的救済、対策の拡充・強化にこそ政府は力をつくすべきである。  よって以下のことを強く要望する。 1 難病患者の特定疾患治療研究事業について、対策疾患を増やし予算を増額するとともに、全額公費負  担に戻すこと。 2 難病治療に関する研究を進め、最新の診断基準等の普及をはかること。 3 負担額軽減の対象に、失業や病気悪化による収入が減った場合を盛り込むこと。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  2003年10月1日  内閣総理大臣  小 泉 純一郎 様  厚生労働大臣  坂 口   力 様                                        千葉県流山市議会  皆さんの御賛同をお願いいたします。 ○横須賀靖議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○横須賀靖議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○横須賀靖議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第27号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、発議第27号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○横須賀靖議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結します。 △採決 ○横須賀靖議長 これより発議第27号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立少数であります。よって、発議第27号は否決されました。 △発議第28号上程 ○横須賀靖議長 日程第15、発議第28号「「弁護士報酬敗訴者負担制度」の導入に反対する意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○横須賀靖議長 提案理由の説明を求めます。21番乾紳一郎議員。     〔21番乾紳一郎議員登壇〕 ◆21番(乾紳一郎議員) 発議第28号「「弁護士報酬敗訴者負担制度」の導入に反対する意見書について」、案文の朗読をもって提案とさせていただきます。「弁護士報酬敗訴者負担制度」の導入に反対する意見書  政府の司法制度改革推進本部が、民事訴訟で負けた側に弁護士費用を負担させる制度の導入を検討している。これまでは各自の負担が原則だったのに、負けた側が負担することになれば、国民は裁判を起こしにくくなることは明らかである。  いまでも国民が裁判を起こすには、訴訟費用や弁護士報酬など多額の費用を必要とし、勇気がいる。巨大な資金と力をもった大企業などを相手取り、裁判で勝利するのは容易ではない。もし負けたら双方の弁護士費用を負担するとなれば、足がすくみ、裁判をためらうのは当然である。  司法制度改革は本来、国民が司法を利用しやすくすることが目的である。裁判を遠ざけることがわかっているのにこの制度を導入することは、司法改革の理念にも背くものである。国民が裁判に訴えることを抑えるのは、憲法で保障された「裁判を受ける権利」を侵害し、国民が命と安全、権利を守る上でも障害を持ち込むものであり、容認できない。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  2003年10月1日  内閣総理大臣  小 泉 純一郎 様  法務大臣  野 沢 太 三 様                                        千葉県流山市議会  議員の皆さんの御賛同をお願いします。 ○横須賀靖議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○横須賀靖議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △委員会付託省略 ○横須賀靖議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第28号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、発議第28号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○横須賀靖議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結します。 △採決 ○横須賀靖議長 これより発議第28号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○横須賀靖議長 起立少数であります。よって、発議第28号は否決されました。 △日程の追加 ○横須賀靖議長 お諮りします。  本日、中村好夫議員ほか7名から発議第29号「ごみ処理関連施設建設工事疑惑の徹底究明を求める決議について」が提出されました。この際、これを日程に追加し、議題にしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、発議第29号はこの際日程に追加し、議題とすることに決しました。  なお、以下の日程は順次繰り下げますので、御了承願います。 △発議第29号上程 ○横須賀靖議長 日程第16、発議第29号「ごみ処理関連施設建設工事疑惑の徹底究明を求める決議について」を議題とします。 △提案理由説明 ○横須賀靖議長 提案理由の説明を求めます。25番中村好夫議員。     〔25番中村好夫議員登壇〕 ◆25番(中村好夫議員) 発議第29号「ごみ処理関連施設建設工事疑惑の徹底究明を求める決議について」案文の朗読をもってかえさせていただきます。           ごみ処理関連施設建設工事疑惑の徹底究明を求める決議  去る9月19日付『讀賣新聞』は、全国版で「荏原製作所裏金3億。工事費水増し。佐藤工業に還流要求」と報じ、翌20日には他紙も同様の記事を掲載しました。  当市のリサイクルプラザ及びごみ処理施設建設工事を受注し、現在建設中である株式会社荏原製作所が、疑惑の中心的な存在であることは極めて遺憾であります。  不正行為の重大な疑惑について、株式会社荏原製作所は、今回の報道に対する市当局の調査に対して、事実無根と回答していますが、企業が説明責任を果たすことは社会的な責務であり、流山市の業務受託者としてこの責務を全うすべきであります。  さらに、流山市民の最高責任者である井崎市長は、あらゆる手段を講じ、独自の調査を徹底すること。及び、建設工事請負契約書第47条の2を重視し、公正取引委員会に対して、調査の強力な推進を図ることを早急に要請するべきであります。  当議会は、真相の徹底究明のために全力を尽くす決意であります。  以上、決議する。  平成15年10月1日千葉県流山市議会 ○横須賀靖議長 以上で提案理由の説明は終わりました。 △正規の手続省略 ○横須賀靖議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第29号については、正規の手続を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、発議第29号は正規の手続を省略することに決定しました。 △採決 ○横須賀靖議長 これより発議第29号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、発議第29号は原案のとおり可決されました。 △所管に関する事務調査の件 ○横須賀靖議長 日程第17、「所管に関する事務調査の件」を議題とします。  各委員長から所管に関する事務調査について閉会中の継続調査の申し出がありました。その調査事項は次のとおりであります。  総務委員会、中核都市にふさわしい市役所への変革に向けたステップアップ戦略の策定経緯及びその運用について、東海地震に備えて木造住宅の無料耐震診断について、地方選挙における電子投票の実施について、構造改革特別区域の申請経緯及びその運用について。  教育民生委員会、学校施設の地域共同利用事業について、幼保一元化事業について、保育園・幼稚園の第三者評価について、複合施設の民間委託について。  経済環境委員会、中心市街地の活性化について、環境に関する情報発信施設について、ごみ焼却施設奥山工場と熱利用施設ヘルシーランド下関について。  建設委員会、バリアフリー化の基本方針の策定経緯とその内容について、緑地公園周辺地区の状況について、中心市街地活性化基本計画について、第一種再開発事業の整備状況について、都市計画マスタープランの策定方法と内容について、景観まちづくり条例の基本的な考え方とその効果について。  お諮りします。各委員長の申し出のとおり、閉会中の継続調査を実施することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、各委員長の申し出のとおり閉会中の継続調査を実施することに決定しました。 △市長の発言 ○横須賀靖議長 以上をもって今期定例会に付託された案件はすべて議了しました。  閉会に当たり、市長から特に発言を求められておりますので、これを許します。井崎市長。     〔井崎市長登壇〕 ◎井崎義治市長 特に、お許しをいただきまして、一言御挨拶を申し上げます。  去る9月4日に開会いたしました本定例会も、延べ28日間にわたり御審議いただきました結果、本日御提案申し上げました追加議案を含めまして、いずれも原案のとおりお認めいただきましてありがとうございました。  本会議並びに各委員会の席上で、皆様から頂戴いたしました貴重な御意見、御提言は今後の行政運営及び平成16年度予算に反映させて参ります。  ここで、2件報告事項がございます。  初めに、つくばエクスプレスの駅名についてですが、つくばエクスプレスの全線20駅の駅名が、過般、首都圏新都市鉄道株式会社の取締役会で審議され、間もなく正式な駅名として公表されるとのことです。  次に、建設中の廃棄物処理施設建設工事をめぐる一連の新聞報道については、先の御質問にお答え申し上げましたとおり本件をうやむやにすることがないようしっかり対応してまいりたいと思います。  終わりに、議員各位のますますの御活躍を期待申し上げ、御挨拶とさせていただきます。  ありがとうございました。 ○横須賀靖議長 これをもって平成15年流山市議会第3回定例会を閉会いたします。  御苦労さまでした。 △午後5時37分閉会...